傷の正しい治し方 - 創傷から褥瘡のラップ療法

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  • サイズ B5判/ページ数 99p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784307202015
  • NDC分類 494.33
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》  褥瘡のみならず一般の創傷の治療に関しても旧態依然として過去の遺物のような治療がなされている場面が多く見られる。
 本書は著者が2年ほど前から種々の学会や研究会で発表してきた治療,取り組みに関してまとめたもので,この本の中には,褥瘡・創傷に関して必死に取り組んできた著者,看護スタッフの血と汗と涙が凝集されている。
 創傷治療の「3原則」を踏まえ,経済性にも優れている「ラップ療法」を紹介,わかりやすく解説した本書が医師,看護スタッフの一助になるものと確信する。御一読願いたい。    

《目次》
■おもな内容
●創傷治療の「3原則」
傷は消毒して,ガーゼで覆って…/傷の治し方の3原則とは/なぜ消毒をしてはいけないのか?/傷は水道水で洗っていい?/傷を乾かすのがなぜ悪い?!/傷にはガーゼだろ?/被覆材の登場!/私は傷をどうやっているか/傷が治るためには十分な血行が不可欠/不必要な消毒はやめましょう/手術の傷もいっしょ!?/では必要な消毒は?/「消毒をしない,ガーゼで覆わない」の現時点での問題点
●褥瘡に対するラップ療法
「ラップ療法」ってなに?/ラップ療法のいいところ/ラップ療法の問題点対策/従来の被覆材は使わない?!/褥瘡処置における「標準予防策」の徹底/褥瘡治療を難しくしている理由
●一般の創傷に対する「ラップ療法」の応用
創傷被覆材としてのラップの特色
●褥瘡の予防と看護
褥瘡予防のアイデア/「圧」に対するナプキンによる予防/「ずれ」に対するラップによる予防/褥瘡回診の重要性/「J」シールの意味/褥瘡はデジカメ画像で整理しましょう/褥瘡発生率が上昇してきた!?/医師の立場/ありがたい看護助手さんの助け/栄養の重要性