出版社内容情報
日本の都市づくりの基盤となった近世城下町。400年も前に、周辺の地域と一体となった環境、景観、風景をデザインして築かれた都市群は、世界にも類を見ない美しく機能的な山水都市だった。本書は特徴的な55もの城下町の構成原理を新版化によってさらに精緻に解読。周辺の山並みや自然地形との関係、幾何学的形態やモデュールによる空間分節などについて、GIS等と現地調査により詳細な検証を加え、近現代のまちづくりの動向を増補した。地方都市の歴史的資源の重要性、環境問題への対処など、現代の都市計画が取り組むテーマを見据え、歴史的
内容説明
日本の都市づくりの基盤となった近世城下町。それは、地域と一体となった環境、景観や風景がデザインされた、世界にも類を見ない美しく機能的な山水都市だった。周辺の山並みや自然地形との関係、幾何学的形態やモデュールによる空間分節などについて、GISや現地調査などにより詳細な検証を加え、近現代のまちづくりの動向を増補。特徴的な57もの城下町の構成原理を精緻に解読。歴史的に引き継がれてきた都市の空間構成を明快に読み解き、現代まちづくりまでを俯瞰する。
目次
城下町一覧
城下町都市の都市空間ヴィジョン
遊動空間の提案1 福島県二本松市竹田・根崎地区
遊動空間の提案2 山形県鶴岡市本町1丁目地区
景観ガイドラインの提案 山形県鶴岡市周囲の山々への眺望確保の考え方
近世城下町の都市デザイン手法
城下町都市絵図57(松前;弘前;盛岡;白石;角館 ほか)
著者等紹介
佐藤滋[サトウシゲル]
早稲田大学理工学術院教授、都市・地域研究所所長。工学博士、1949年千葉県生まれ。2000年日本建築学会賞(論文)、都市住宅学会賞(論説)、2013年住総研清水康雄賞、2014年大隈記念学術褒賞など。現場での観察調査・計画提案を一体で進める研究方法で、城下町都市をはじめ各地のまちづくり、都市デザインに参画している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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金吾
katashin86
YuYu