内容説明
理想都市は歴史のコラージュがつくる。それは「記憶の劇場」になると同時に、「未来を予言する場」へと導く。ファンタジーやノスタルジアでデザインされた20世紀都市からの脱却を追求する名論。
目次
第1章 ユートピア、その衰退と解体?
第2章 ミレニウム去りし後に
第3章 オブジェクトの危機=都市組織の苦境
第4章 衝突の都市と“ブリコラージュ”の手法
第5章 コラージュ・シティと時の奪還
著者等紹介
ロウ,コーリン[ロウ,コーリン][Rowe,Colin]
1990年よりコーネル大学名誉教授。1999年11月7日にヴァージニア州アーリントンで死去
コッター,フレッド[コッター,フレッド][Koetter,Fred]
1993年より98年までイェール大学の美術・建築学部の学部長を務めた。現在は同大学などで教えながら精力的に設計活動を続けている
渡辺真理[ワタナベマコト]
群馬県前橋市に生まれる。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。ハーヴァード大学デザイン学部大学院修了。ケンブリッジ・セブン・アソシエーツ勤務の後、帰国。1981年より磯崎新アトリエで、ロサンジェルス現代美術館、パラディアム、ブルックリン美術館などを担当。1987年木下庸子とともに設計組織ADHを設立。現在、法政大学デザイン工学部教授。JIA日本建築家協会新人賞、建築学会作品選奨、JIA環境建築賞優秀賞、グッドデザイン金賞、建築業協会賞特別賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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