内容説明
F・オットーは、吊屋根や大テントの構造建築の設計者として知られる。本書は、彼の思想をわかり易く解説しながら、多数の図版と写真を使ってビジュアルにまとめている。自然と技術との関係を理解するための恰好の入門書となろう。
目次
1 自然(生命のない自然;生きている自然;死んだ自然;動物たちの建築;自然と技術)
2 構造体(形―力―質量;硬いもの―柔らかいもの―非物質;硬い構造体;独立柱、支持柱、塔;梁―スラブ;分岐;アーチ、ドーム、シェル;柔らかい構造体;繊維、糸、ザイル、ネット、織布、皮膜;吊橋とザイル橋;吊屋根;テント;ニューマチック構造)
3 生きている構造体(嚢から技術へ;微粒子から生きた細胞へ;多細胞の有機体へ;生長;硬化をつく生長;硬い植物は柔らかく生長する;末端の生長;殻からの脱皮;硬化した単細胞;内骨格;骨の生長;発生のメカニズム;空間と時間の限界)
4 全体(自然に建てること;美的な存在;色彩;彩色された軽量構造体;住まい;太陽と影;愛と自然の建築に向けて)
感想・レビュー
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