内容説明
篠原一男の40年間にわたる都市への予測透視、「カオスの美」、「数学的都市」、「プログレッシヴ・アナーキー」、「超大数集合都市」…。その眼差しを経由して「シノハラ・スクール」の若き建築家たちが、世界の主要都市を舞台に発信する、リアルかつ刺激的な21世紀都市論=東京論。
目次
趣意書
確認事項/東京と「カオス」
ウェブ都市論考
イギリス建築家の見た東京カオス
メトロポリス:東京―ベルリン
都市、ピース(断片)、ロゴ、Z軸、空虚な舞台、寛容、そしてカーレンベルクからの眺め
同時性のレイヤー
都市の傷
隠れた複雑性
都市とデコレーション〔ほか〕
著者等紹介
篠原一男[シノハラカズオ]
1925年静岡県生まれ。1953年東京工業大学建築学科卒業、図学助手。1962年東京工業大学助教授。1967年「日本建築の空間構成の研究」にて工学博士。1970年東京工業大学教授。1986年東京工業大学名誉教授。1984年イェール大学客員教授、1986年ウィーン工科大学客員教授。1988年アメリカ建築家協会名誉会員(HFAIA)。日本建築学会賞(1972年)、芸術選奨文部大臣賞(1989年)、紫綬褒章(1990年)、毎日芸術賞特別賞(1997年)、旭日中綬賞(2000年)
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