内容説明
構造エンジニアとアーキテクトはどのようにしたら互いの能力を発揮して協同することができるのか?この本の中にそのヒントがある。
目次
構造デザインのアート
設計事例の研究―シドニー・オペラハウス
計画と設計の組織
資金計画と分析
機能計画と構造
建築家、建築そして美学
アーキテクトとその仕事
エンジニアとアーキテクトの関係
建築評論とその歴史
建築史の年代順スケッチ〔ほか〕
著者等紹介
ホルゲイト,アラン[ホルゲイト,アラン][Holgate,Alan]
1958年にロンドンのユニバーシティ・カレッジを卒業。ニュー・サウス・ウェールズ州(オーストラリア)で調査に携わった後、スノーウィ・マウンテン開発局の計画でトンネル掘削現場の監督、発電所の設計を担当するなど、主にオーストラリアで実務経験を積んだ。1966~96年にかけて、オーストラリアのモナシュ大学土木工学部において、構造解析および構造設計の講義を受けもつ。彼の研究は、主としてデザインのプロセス、特に構造エンジニアとアーキテクトの相互関係に焦点を当てるものであった。モナシュ大学を1996年に退職した後、ジョン・モナシュ卿の土木技術史の研究とその出版に従事している
播繁[バンシゲル]
1938年生まれ。1963年に日本大学理工学部建築学科を卒業、同年鹿島建設に入社。1991年より同社の設計・エンジニアリング総事業本部構造設計部長を務めた。1991年にあきたスカイドームでJSCA賞、1992年に大阪東京海上ビルディングで松井源吾賞、1997年に出雲ドームをはじめとする膜構造の開発で日本建築学会賞、また、長野オリンピック記念アリーナ(日本建築学会作品選奨)で英国技術者協会特別賞および日本綱構造協会賞それぞれ受賞した。現在は播設計室を主催し、幅広く建築設計に携わっている。主な構造設計には、各賞受賞作品の他、赤坂プリンスホテル新館、国技館、フジテレビ本社ビルなどがある
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