内容説明
1995年1月17日の兵庫県南部地震は、阪神・淡路大震災という大きな災害をもたらした。なかでも、犠牲者の多くが木造住宅の下敷きになって亡くなったことは、木造住宅の耐震性について強い疑問をひきおこした。本書は、このような木造住宅の被害がどうして起こったのか、どのようにすれば起こらないようにできるのか、ということを知ってもらうために、被害の実態を紹介しかつその原因について考察したものである。
目次
第1章 兵庫県南部地震と建築物の被害の概要
第2章 写真で見る木造住宅の被害事例
第3章 被害の分析―地震に強い木造住宅に向けて