宝島社文庫<br> 異世界居酒屋「のぶ」〈7杯目〉

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宝島社文庫
異世界居酒屋「のぶ」〈7杯目〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784299030313
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

WOWOWにて実写ドラマのシーズン2が2022年5月より放送決定! 冬の深まる古都(アイテーリア)では、新たな運河を造る大事業の準備が着々と進んでいた。市参事会も水運ギルドも新婚の侯爵であるアルヌも、自らの役割を全うしていく。工事のための労働者がやってくることで古都は賑わいを見せていたのだが、その中にひとり、迷子の少女がいた。ヘンリエッタというその少女を保護したのは、泣く子も黙ると言われた徴税請負人であるゲーアノートだった。奇妙な組み合わせの二人だが、ヘンリエッタには謎が多くて……? 春に向かって変化していく古都で、居酒屋のぶは今日も営業中。シリーズ累計400万部突破の大人気異世界グルメファンタジー第7弾の文庫化。文庫版のみの書き下ろしにも注目です。
※本書は2021年7月刊行の書籍『異世界居酒屋「のぶ」七杯目』の文庫化です。

内容説明

生真面目な徴税請負人、ゲーアノートが小さな女の子を連れて居酒屋「のぶ」へとやってきた。彼はこの少女、ヘンリエッタを保護したのだが、どうも素性がよくわからないという。身なりも行儀もいい、この少女の正体は…?冬の古都では、新たな運河を拓く事業で人が集まっている。市参事会も水運ギルドも、新婚の侯爵であるアルヌも、自らの役割を全うしていく。人と人を、小さな居酒屋の酒と肴が繋いでいく物語。

著者等紹介

蝉川夏哉[セミカワナツヤ]
1983年生まれ、大阪府出身。2012年に小説家としてデビュー。2014年に『異世界居酒屋「のぶ」』が第2回「なろうコン大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネムコ

36
今回は素性のわからない少女と、彼女を保護したゲーアノート氏の話が良かった。二人の別れの晩餐は感慨深かったな。居酒屋ノブも、料理の話より、古都アイテーリアの政治情勢の話題が多くなってきたが、すでにこの街には顔見知りがいっぱいいるので、彼らの話を聴くのは楽しい。2022/06/25

よっち

29
冬も深まり新たな運河を造る大事業の準備が着々と進み、賑わいを見せる古都アイテーリア。そんな中、徴税請負人ゲーアノートが迷子の少女ヘンリエッタを保護する第七弾。今回は美味しそうな料理を絡めつつ新たな運河を巡って絡み合う様々な人々の思惑が描かれていて、お忍びでやってきた皇帝夫妻や、吟遊詩人を諦めて侯爵家を継いだ兄と支えてきた弟の数奇な運命、鼠の騎士ゲオルグやゲーアノートの転機など、のぶが営業を続ける中で描かれる激動の展開とそれぞれの人間模様、その中で重要な役割を果たしていたヘンリエッタの存在が効いていました。2022/06/08

Baro

21
運河に関わるあれこれと、様々な家族の形。少女との出会いがゲーアノートさんに変化をもたらす。厚切りベーコンのナポリタン、食べたくなるなぁ。あと、ハンスのペリメニも♪2022/07/23

Yuuki.

20
このシリーズ読むと、毎回いろんな料理を食べたくなるけれど、たいてい全部読み終えるとナポリタンが一番食べたくなる。今回はゲーアノートさんのエピソードが濃いめだったせいで、余計に体がナポリタンを欲する!そのゲーアノートさんネタが1冊を通してとても良かったなぁ。その話の終着点も、今後の展開を期待させるものだったし。さて、そろそろ日本人には当たり前過ぎるメニューを目新しいものとして美味しそうに食べる描写も恋しくなってきたから、次回はほんの少し原点回帰的エピソードも欲しいな。2022/09/02

hnzwd

15
シリーズ第七段。安定した美味しさ。2022/07/20

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