出版社内容情報
UIデザインの中でも普段はあまり注目されることのない細かい部分にフォーカスした書籍です。デザイナーがどのような意図を持ってUIをデザインしているのかを解説します。身近なサービスを例として取り上げているので、実感を持って理解できます。筆者のデザイナーとしてのノウハウがふんだんに織り込まれているので、WebサービスのUIデザインをもっと良くするためのヒントになるはずです。
内容説明
普段ユーザーとしてサービスを使っていても、「なぜこの配色になったのか」「ボタンがなぜここにあるのか」といったことを考えることは少ないと思います。しかし、そのような普段目に留まることのないような何気ないデザインも、すべて意図があって作られています。そして、使いやすい・わかりやすい・楽しいと感じられるサービスの陰には、細かなUIデザインの工夫が丁寧に積み重ねられているはずです。本書では、そういった工夫をテーマごとに分けて掘り下げました。色や文字といったUIデザインを構成する基本的な要素から入り、具体的な機能やコンポーネントについて、そしてサービスを使うユーザーの体験を意識したデザイン、ツールやコミュニケーションにも着目します。最後の章では、実践から少し離れて考えたことにも触れています。
目次
第1章 色、文字、動きによる見せ方の工夫
第2章 機能表現の工夫
第3章 UIコンポーネントの使い方による工夫
第4章 ユーザーの行動への配慮
第5章 画面と画面遷移の設計
第6章 コミュニケーションとツール
第7章 考察、雑感
著者等紹介
池田拓司[イケダタクジ]
2002年多摩美術大学卒業後、ニフティ(株)、(株)はてな、にて様々なサービスの開発及び新規サービスの立ち上げにデザイナーとして関わる。2012年よりクックパッド(株)にて、スマートフォン向けのUIデザイン及びフロントエンド開発を担当。グローバル向けプラットフォームアプリの設計、デザインマネジャー、執行役なども経験。2017年にデザインアンドライフ(株)を設立し代表取締役に(現任)就任。2021年に(株)くふうカンパニー執行役(現任)に就任しデザイン開発領域を管掌。2022年よりデザイナーのコミュニティ組織(株)CLAN、多摩美術大学情報デザイン学科非常勤講師としても活動を行う。ウェブ・アプリなどのサービスの設計、及びデザインシステムの構築支援、デザイナーの組織づくりを中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。