出版社内容情報
Javaには、その誕生以来、最大といってもよいほどの変革期が訪れています。JDK(Java Development Kit)がOracleからコミュニティを中心とした開発に移行したことをきっかけに、Java EEもJakarta EEに移行しました。さらにあらゆる言語のコードを高速に実行可能なGraalVMが登場し、クラウド・コンテナ・マイクロサービスを前提とした軽量フレームワークも続々と登場しています。本書では、そのような大きな変化の特徴を捉えて、Javaによる開発・運用をどのように進めていけばよいのか、現場の第一線で活躍しているエンジニアがわかりやすく解説します。Javaによる開発・運用に必須の知識が、満載の1冊です。
目次
第1章 Java9から14までに起こった変化から見るこれからのJava
第2章 JDKに関する疑問と不安解消!JDKディストリビューション徹底解説
第3章 Java EEからJakarta EEへ 新しいEnterprise Java
第4章 MicroProfileが拓く Javaのマイクロサービス
第5章 ネイティブイメージ生成で注目!Javaも他言語も高パフォーマンスGraalVM
第6章 マイクロサービス、クラウド、コンテナ対応「新世代」軽量フレームワーク入門
著者等紹介
きしだなおき[キシダナオキ]
LINE Fukuoka(株)勤務。九州芸術工科大学芸術工学部音響設計学科を満期退学後、フリーランスでの活動を経て、2015年からLINE Fukuoka所属
吉田真也[ヨシダシンヤ]
LINE(株)にてメッセージングサービスのバックエンド、特にHBaseに関連したDevOpsに従事。OpenJDKコミッタ。OpenJDKのProject LambdaやProject Kulla(JShell)への貢献を行ってきたほか、勉強会などでJavaの新機能に関する登壇を行っている
山田貴裕[ヤマダタカヒロ]
CTCテクノロジー(株)勤務。マルチベンダーのJavaベースでのミドルウェア技術サポートを中心に担当。元Oracle ACE(Middleware)で現在は日本GlassFishユーザー会監事。最近OpenJDKソムリエなどと呼ばれる
蓮沼賢志[ハスヌマケンジ]
日本GlassFishユーザー会共同代表。また、Payara Services Ltdのサービス・エンジニアとしてPayara Server/Payara Microのカスタマー・サポートおよびコミュニティ・サポート、Payara/Jakarta EE/MicroProfileのエバンジェリズムなどにも携わっている
阪田浩一[サカタコウイチ]
Javaの技術とコミュニティを牽引する存在として、世界中から認定される「Javaチャンピオン」の1人であり、同様の理由で米Oracle社からOracle Groundbreaker Ambassadorにも任命されている。関西地域のJavaユーザグループ「関西Javaエンジニアの会(関ジャバ)」の発起人で、同グループの代表を10年以上続けた
前多賢太郎[マエダケンタロウ]
LINE(株)のサーバーサイドエンジニアとして金融サービスの開発に携わる。最近の興味はマイクロサービスアーキテクチャ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。