ソニーデジカメ戦記―もがいてつかんだ「弱者の戦略」

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ソニーデジカメ戦記―もがいてつかんだ「弱者の戦略」

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  • サイズ 46判/ページ数 344p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784296201877
  • NDC分類 535.85
  • Cコード C0034

出版社内容情報

「ソニーが本格派のカメラだって?
 電機屋さんにそんなものがつくれるの?」
 
縮小が続くデジタルカメラの市場で唯一伸びている、レンズ交換式カメラ「ミラーレス一眼」。ソニーは2013年に「α7」シリーズを投入し、当時圧倒的に性能差があったキヤノン、ニコンの「デジタル一眼レフ」に「電機屋のカメラ」と嘲られながら戦いを挑んだ。そして5年後、ソニーはレンズ交換式カメラで世界シェアトップを達成、高付加価値路線への「ものづくり」の転換を果たす。

 この「ソニーの逆襲」のシナリオ「アルファ・ナンバーワン・プロジェクト」を書いたのが、元・ソニーグループ副会長の石塚茂樹氏(23年3月末退職)。

 石塚氏はソニーのデジカメ「サイバーショット」の草創期からこの分野を担当し、開発の現場、マーケティング、役員として経営資源のミラーレス集中投入決断と、成長・挫折・逆襲のすべてを見てきた。

 90年代の懐かしいガジェットとしての数々のコンパクトデジカメの裏話から、ソニーの製品開発の内幕、コニカミノルタとの統合の秘話、そして「逆境で粘り、仕事を面白くする工夫」まで、これまで語られなかったソニーのデジカメを巡るインサイド・ストーリーを、石塚さんへの超ロングインタビュー形式でお送りします。

内容説明

“個性”と“商売”、どう両立させる?「サイバーショット」で数々の個性あふれるデジカメを世に問い今、レンズ交換式カメラの市場をミラーレスで席巻するソニー。デジカメ部隊の黎明期から、苦闘、そして反転攻勢に至るまですべてを見てきたソニーグループ元副会長石塚茂樹氏が語る「逆境で粘り、仕事を面白くする方法」が満載のオーラルヒストリー!

目次

第1章 ソニーのデジカメ、初の大ヒットはちょっと意外なあのカメラ―「だって誰でもつくれるじゃないか。よそがつくる前につくろうよ」
第2章 大ヒットと大炎上をデジカメ「P1」で味わう―ヒットしたけれど後で苦労した「P1」と会心のデジカメになった「T1」
第3章 「普通ではいけない」ソニーを苦しめた自己イメージ―あなたは知っている?「いかにもソニー」な異色のデジカメたち
第4章 ソニーらしいレンズ交換式カメラへの長い道のり―念願のデジタル一眼レフ参入!でも市場の反応は厳しかった
第5章 ソニー初のミラーレス「NEX」、ヒットと残された弱点―戦線復帰したら言われた「ソニーのデジカメはこのままじゃダメだ」
第6章 「写真」を撮るカメラでは、ソニーは“弱者”だった―ソニー逆転への布石、レンズもAFもじわじわ進化
第7章 ソニーのミラーレス、ついに「真打ち」登場―エンジニアが自ら進んでユーザーに寄り添い始めた
第8章 5年で首位を獲ったソニー。「技術だけでは勝てなかった」―「電機屋さんのカメラ」が“本物のカメラ”になれたわけ
第9章 こだわり・わりきり・おもいきり―大人になったソニーに、やんちゃさはもういらない?
第10章 「デジカメ戦記」を離れた幸田時代を振り返る―今までの仕事を離れる機会は大事にしないといけません
第11章 石塚さん、ソニーの青春を聞いてもいいですか?―「盛田ですが」と職場に電話がかかってきた日

著者等紹介

山中浩之[ヤマナカヒロユキ]
1964年生まれ。学習院大学文学部哲学科(美術史)卒業。87年日経BP入社。経済誌「日経ビジネス」、日本経済新聞証券部、パソコン誌「日経クリック」「日経パソコン」などを経て、現在日経ビジネス編集部で主に「日経ビジネス電子版」と書籍の編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

91
スマホのカメラはよく映る。ズームもできるし簡単に加工し発信も可能だ。しかし今、若い人を中心にフィルムカメラが売れている。フィルムが高価になり現像代などを入れるとかなり高額になる。フィルム時代に育った私は複雑な思いだ。しかしデジカメは驚くべき進化で10年も立つと機能や画像自体が大きく変わる。ソニーという会社のカメラは現在とてもうれているらしい・毎月のように新型がアナウンスされている。それは本書に出てくる技術者の努力の賜だと思う。私も他社のカメラを持っているが目が悪くなってファインダーがないと辛い 図書館本 2023/09/03

kazzz

7
ソニーグループ副会長も務められた石塚茂樹氏へのインタビュー記事をまとめたもの。web連載時にも読んでいたが、とても面白かったので、著作になったこちらも手に取った。エンジニア、開発リーダーにとっての至言がいっぱい詰まってる。胸熱。2023/07/04

Tomonori Yonezawa

5
県立Lib▼'23.5/22 㐧1版1刷▼11章343頁、章題省略。AV家電屋SONYがデジカメに取り組んだ歴史をほぼ年代順に対談形式で。日経の何かで連載されたものを加筆してまとめたものらしい。▼これはなかなか面白かった。私だと面白いと思った本は一気読みしちゃうんだが、これはそうならなかったのは不思議。山中さんの本は他の本もそんな感じ。▼商品を作る側の事情、シェアをとっていく、販売側・顧客に信用されていく、そういった積み重ねの大切さがよく分かる。▼オススメ。でも、そう何度も読まない感じもある。2024/03/25

nobu23

5
カメラのノウハウが無いソニーがデジカメで有力メーカーにのしあがるまでの裏側を、当時のソニーの当事者と共に振り返っていく本。 コンデジから始まり、一眼レフにいたるまでの流れが描かれていて、面白かった。2023/09/24

まめもち

3
本編はウェブの連載で読んでいた。本書ではカメラに関わっていなかった時代の心境、特に幸田時代をどう過ごしていたのかを興味深く読んだ。2023/07/18

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