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内容説明
「国民的アニメに見る『同窓会崩壊』!」「クラスの誰が同窓会に来ないのか?」「参加率が下がっているのはなぜ?」「同窓会に行かない人は将来どうなる?」幸せな人生とは何か?悩める全ての人に捧ぐ。「モテた男子」「一流社員」「起業家」驚きの末路から考える、ベストな人生の見つけ方。
目次
第1章 同窓会に行けない事情1 会社で出世しなかった
第2章 同窓会に行けない事情2 起業して失敗した
第3章 同窓会に行けない事情3 「好き」を仕事にできなかった
第4章 同窓会に行けない事情4 「仕事以外の何か」が見つからなかった
第5章 同窓会に行くための人生設計1 職業選び編
第6章 同窓会に行くための人生設計2 心構え編
第7章 同窓会に行けない人々の末路
最終章 あとがきに代えて
著者等紹介
鈴木信行[スズキノブユキ]
1967年生まれ。日経ビジネス副編集長。2017年、著書『宝くじで1億円当たった人の末路』がシリーズ累計18万部のベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
38
「同窓会に行けない」理由を、社会の変化と同窓会という変わらないコミュニティとのギャップを描いています。日本社会における仕事の高度化と多様化や人間関係の変化を社会学的に展開しつつ、個別的なトピックに落とし込む解像度の調整は上手くいっているとは思いますが、「自信のない大人が増えたからではないか」と短絡した牽強付会なところもあり、「同窓会に行けない」外部要因が列挙されているだけともいえます。むしろ、本人の内的心情に迫るならば、「同窓会に行けない」理由が、「ひきこもり」に近いのではないかという印象を持ちます。斎藤2019/10/08
山猫
29
土地の名士ってやつがいますわな。ちょっとした知り合いがそれでして、昔々はとっちゃん坊やみたいな文字通り旧家のボンボンだったんですが、今やすっかり貫禄もついて、堂々たる社長ぶり。他にも「はい?なんですって?」というような役職を歴任しており、地方紙のインタビューなどにもちょくちょく顔を出してまして、「こりゃ、同窓会では幅きかせてるんだろうなあ」的な感じです。かつて、その結婚相手の友人がコソッと「実は苦手」と耳打ちしてきたのも今になるとなんとなくわかる気がします。 2020/03/03
aloha0307
29
年次のラグビー部OB会に今年初めて欠席します。何となく気が進まなくて...(Japanはあの活躍⚡⚡ 出席にはこんな追い風無いのにね) 本書を読んで、自己肯定感・自信が萎んでいるからと分かりました。この世の無常を本当に理解すれば、同窓会に出る・出ないは大したことではない とのことだが... 来年は出席しようと思える己でありたいけどな...目の前の自分の人生を楽しもうとする気持ちにこそ、未来はぱ~って見えてくるのだね☺2019/10/24
❧nao❧
18
題名だけで借りてみました。「スクールカースト犯人説」だけでは説明できないもろもろの事情が…。途中にはさまれるインタビュー部分が面白い。孤立していると人の声を聴かなくなる→聴覚がどんどん鋭敏になる→子供が騒ぐ声も耳障り→保育園建設に反対。なるほどねー。認知症リスクを減らすためにも、生身の人間と話すようにしなければ。で、同窓会も選択肢のひとつってことかな。2020/05/16
まゆまゆ
17
同窓会に行かない理由のなかで最も多い意見は「自分に自信がなく、かつての同級生にあわす顔がない」ことだそう。そんなふうに考えるようになった平成時代の社会的背景を考えていく内容。見栄をはりたい人の集まりが同窓会、なのであれば無理に参加する必要はない、のはその通りなんだろうけど。ちびまる子ちゃんで考える必要はあったのか(笑)2019/11/11