出版社内容情報
読者対象:ソフトウェア開発に関わる人。ソフトウェア開発組織のCEO/CTOから現場の開発者まで。
内容説明
本書は、数年にわたる科学的で厳密な調査研究を基に、開発組織を改善するために必要な仕組みを解説しています。LeanやDevOpsといった開発・運用スタイルが、組織文化、リーダーシップ/マネジメントとどう関連しているかを明らかにし、パフォーマンス向上を促すケイパビリティ(組織の様々な機能・能力)を示しました。本書の内容は、パフォーマンス向上の原則を最も信頼のおける形で示しており、ITに関わる方々に限らず、多くの人々にとって意義深い一冊となっています。
目次
第1部 調査結果から見えてきたもの(業務を加速させるということ;開発組織のパフォーマンスを計測;組織文化のモデル化と測定、改善の方法;技術的プラクティス―継続的デリバリの基本原則と効果;アーキテクチャのキーポイント;デリバリライフサイクルに情報セキュリティを組み込む;ソフトウェア管理のプラクティス;ソフトウェア管理のプラクティス;製品開発のプラクティス;作業を持続可能にする―デブロイ負荷とバーンアウトの軽減;従業員の満足度、アイデンティティ、コミットメント;変革型リーダーシップとマネジメントの役割)
第2部 調査・分析方法(統計学的背景;計量心理学入門;アンケート調査を採用する理由;データの収集方法)
第3部 改善努力の実際(ハイパフォーマンスを実現するリーダーシップとマネジメント―Steve Bell+Karen Whitley Bell;おわりに)
著者等紹介
フォースグレン,ニコール[フォースグレン,ニコール] [Forsgren,Nicole]
DORA(DevOps Research and Assessment)社のCEO兼主任研究員。DevOpsに関するものでは過去最大規模の研究を率いる主任研究者として最も知名度が高いが、教授職およびパフォーマンスエンジニアも兼務し、研究成果を複数の学会誌に発表してきた
ハンブル,ジェズ[ハンブル,ジェズ] [Humble,Jez]
『The DevOps Handbook』、『Lean Enterprise』、『Continuous Delivery』(Jolt Awardを受賞)の共著者、DORA社を立ち上げ、高業績チームの育成法を研究するかたわら、カリフォルニア大学バークレー校で教鞭も執っている
キム,ジーン[キム,ジーン] [Kim,Gene]
Tripwireの創業に参加しCTOを13年務めた後、IT Revolutionを創業しDevOpsなどに関する調査・研究を行っている。『The Phoenix Project』『The DevOps Handbook』『The Visible Ops Handbook』の共著者。多彩な受賞歴を誇る。「DevOps Enterprise Summitカンファレンス」も主催している
武舎広幸[ムシャヒロユキ]
マーリンアームズ株式会社代表取締役。機械翻訳など言語処理ソフトウェアの開発と人間翻訳に従事。国際基督教大学の語学科に入学するも、理学科(数学専攻)に転科。山梨大学大学院修士課程に進学し、ソフトウェア工学を専攻。修了後、東京工業大学大学院博士課程に入学。米国オハイオ州立大学大学院、カーネギーメロン大学機械翻訳センター(客員研究員)に留学したのち、満期退学後、マーリンアームズ株式会社を設立
武舎るみ[ムシャルミ]
マーリンアームズ株式会社取締役。心理学およびコンピュータ関連の書籍翻訳のほか、フィクションの翻訳にも従事。オンライン翻訳講座の運営も行っている。学習院大文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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