内容説明
みずからも被災しながら、命をかけて被災者を救った医師や自衛隊、日本の各地から駆けつけ、力を合わせたボランティア…。未曾有の大災害を乗り越えるため、人びとはなにを考え、どう行動したのでしょうか。
目次
01 「列車が走る」日常を取りもどす 三陸鉄道の再開
02 写真を救い、思い出を守る 写真救済プロジェクト
03 命を救い、命の尊さを知った 陸上自衛隊多賀城駐屯地の救援活動
04 1つでも多くの命を救う 石巻赤十字病院の災害医療
05 人のつながりと笑顔を PEP Kids Koriyamaの設立
06 震災を考える「きっかけ」をつくる きっかけバス47
著者等紹介
赤坂憲雄[アカサカノリオ]
1953年、東京都生まれ。福島県立博物館館長。学習院大学教授。専門は、東北文化論と日本思想史。「東北学」を提唱し、地域学の可能性を問いかける研究を行ってきた。東日本大震災後は、東日本大震災復興構想会議委員などを務めるかたわら、被災地を歩き、講演・執筆活動に取り組んでいる。おもな著書に、『岡本太郎の見た日本』(ドゥマゴ文学賞・芸術選奨文部科学大臣賞受賞、岩波書店)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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