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楽の匠―クラシックの仕事人たち

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  • サイズ B40判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784276352032
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0273

内容説明

楽器製作、衣裳コーディネート、オペラの字幕製作、音響設計…クラシック音楽界を支える舞台裏の匠たち。その技術と職人気質、心意気を描いたドキュメンタリー。

目次

文字は見るもの、読むものではない―奥出昌次(字幕製作家)
ドレスは皮膚を一枚もらうようなもの―竹中志保美(コンサートドレス・コーディネーター)
今井コブソンは自信作―今井勇一(ギター製作家)
怒りの職人魂―高橋辰郎(チェンバロ&クラヴィコード製作家)
ピンポイントの情報を込めて―伊藤俊夫(チラシ・リーフレット配布業)
本番前の仕上げ人―田島亘祥(コレペティトゥア)
現代クレモナのヴァイオリン―橋本剛俊(弦楽器製作家)
静けさ、よい音、よい響き―福地智子(音響家)
走り続ける孤独の職人―前田文子(舞台衣裳家)
作曲家と演奏家を結ぶ陰の仕事師―佐々木通和(写譜屋)
作り手も、アーティストも、聴き手も育てばいい―田中美登里(FM放送局プロデューサー)
本物のウィーン・フィル・サウンドを求めて―木村晴夫(金管楽器製作者)
神様が下りてきた―田村真穂(字幕指揮者)

著者等紹介

大山真人[オオヤママヒト]
1944年山形市生まれ。早稲田大学文学部卒。出版社勤務を経てノンフィクション作家に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

24
主にクラシックのコンサートにかかわる方々を紹介した本。「字幕製作者」から「写譜屋」まで、一読しただけでは失礼ながらどんなお仕事をなさっているのかわからない職業名が並ぶ。たくさんの仕事人たちの努力の結晶こそがコンサート本番を支えている。考えてみれば当たり前のことだが、存じ上げないこともたくさんあった。今後演奏会にうかがうとき、観方が少し変わると思う。2014/05/11

おとん707

10
クラシック音楽のコンサートや放送に欠かせないが普段我々が目にすることのない特別な技能を持ったプロ13人の仕事のルポルタージュ。私も屡々コンサートに足を運ぶが、特にオペラに関してはコレペティトゥアが練習ピアニスト以上の存在であるとか字幕制作家、字幕指揮者、舞台衣裳家が何をやっているのかなど知らない話題が満載で好奇心が満たされた。面白い企画の本。まあ、かなりのマニアか楽器や歌をやる人じゃないとこの本に興味を持たないのではと思うが。あと、著者の語り口がいかにも手慣れた職業ルポ的でステレオタイプなのが気になった。2023/06/28

セロ弾き

1
クラシック産業のなかのなかなかニッチな職業について紹介。コレペティトゥアなんて指揮者になるより難しいんとちゃうか。2012/06/03

takakomama

0
クラシックの舞台を支える裏方さん13人へのインタビュー。表に出ることはないけど、みなさん自分の仕事に誇りを持っていて、仕事への情熱が、ひしひしと伝わってきました。字幕指揮者や、写譜屋などは、この本を読んで知りました。今度、オペラやクラシックの演奏会に行ったら、今まで以上に、楽しめそうです。2015/09/05

冬春

0
音楽業界の中でも、裏方で知られていない職業ばかりだが、欠かすことのできない大切な職業ばかりが載っている。2009/05/30

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