出版社内容情報
作曲家伝記の新シリーズ。ハンディな全書判、生涯篇・作品篇・資料篇の3部構成は実用的で充実。このショパンは最新の研究成果を含み、生涯篇は読みやすく、作品篇は簡潔ながらほぼ全作品を解説する。,,,
内容説明
「優雅」を身上とした天才、ショパン。異国での孤独、結核の不安を抱えながらも、音楽仲間やサンドの愛に支えられて数々の名曲を生んだ39年の生涯を描く。
目次
生涯篇(ポーランドの日々;ウィーン・デビュー;パリでの成功;ショパンの音楽性;喜びと失望 ほか)
作品篇(ポロネーズ;マズルカ;ワルツ;ノクターン;前奏曲 ほか)
資料篇
著者等紹介
小坂裕子[コサカユウコ]
神奈川県生まれ。東京芸術大学大学院音楽研究科音楽学専攻修士課程修了。卒業後、ドイツ留学。1985年から、聖徳大学、常葉学園短期大学などで教え、その間に都立大学、聖徳大学のオープン・カレッジ、朝日、毎日カルチャー・スクールなどでおもにショパンやシューマンを中心にロマン派音楽の講座を受け持つ
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感想・レビュー
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takakomama
4
ショパンのパリでの生活は優雅で、交友関係は華やかですが、故郷ポーランドに帰れず、家族と会えなくてやるせない想いだったのではないでしょうか。ポーランドでショパンを指導した教師たちが温かく見守り、才能を潰さなかったことが素晴らしい! 「ショパン200年の肖像」展を観て、再読。2020/07/27
叶多
2
ショパンの伝記を読んでみたかった。 ショパンについて自分が知ってる話って、病弱なおぼっちゃまだけだから。 外国人の名前が覚えられなくてまた大変だった。 友人のとこは放棄したが、ショパンの生い立ちと性格とジョルジュ・サンドを覚えただけでだいぶ進歩があると思う。 文学にくわしい父と、ピアノと声楽が上手な母と、姉妹とかな。 この家族構成が個人的にツボでした。 あれくらい神経質じゃないと、こだわりのある美しいメロディーとかかけないのかしら。2013/04/04
ゆでたまご
1
ショパンの曲に魅了され、一体どんな生涯を送ったのだろうかと手にしました。 手紙の内容から様々なショパンの感情も読み取れ、とても神経質な一面があったことを知りました。 年表もあるので自身の好きな曲がいつ作曲されたのかわかりやすいです。その頃のショパンはどんな生活を送っていたのかと思いを巡らせながら改めてピアノに向かってみたいと思います。2017/08/11
桃雪琴梨
1
本文も章ごとに読みやすく、巻末の年表が把握しやすかったです。漫画で描いた作曲家のこのシリーズの本は殆ど買っています。
こぶた
0
★★★ 大雑把には知ってたが、その生活ぶりや時代背景も合わせて知ることができ、読んでみるものだ。「スミレの花を部屋に活けておいて」と指示するなど、なんて繊細な… ショパンにとって優美・繊細さは大事なことで、そこからあの音楽が生まれてきたのだと感じた。2017/08/07