内容説明
最近、話題になっているのが、グーグルが開発した携帯電話のプラットフォーム「アンドロイド」です。アンドロイドのいいところは、その上で動くプログラムを作成することにより、いろいろな機能を拡張できる点にあります。その仕組みを活用することで、携帯電話をもっと使いやすく、賢くしていくことができるのです。人工知能の技術を活かすことにより、今までなかった新サービスの提供を計画しています。この本ではコンピュータの発展と人工知能の研究を紹介しながら、情報処理製品をスマート化(知能化)していく仕組みを解説していきます。
目次
第1章 科学の進歩と原始コンピュータの発明(2000年以上前にもコンピュータがあった?;対数の発見―ジョン・ネピア物語 ほか)
第2章 プログラムできる計算機械の登場(100年早く生まれてしまった天才バベッジ;バベッジが影響を受けた計算機械 ほか)
第3章 計算機械からコンピュータへ(コンピュータの基礎論を構築した人たち;天才数学者がつくったシンプルな計算機械 ほか)
第4章 エキスパートシステムとは何か?(専門家の知識を活かした診断システム;グーグル携帯電話アンドロイドへの移植 ほか)
著者等紹介
溝口文雄[ミゾグチフミオ]
東京理科大学名誉教授。工学博士(東京大学)。1941年、東京生まれ。1968年、東京理科大学工学部大学院修士課程修了。東京理科大学助手、講師、助教授、教授を経て、2008年6月、東京理科大学名誉教授。1994年、スタンフォード大学CSLIの上級研究員となる。1997年、情報メディアセンターを立ち上げ、同センター長。2001年、グリッドコンピュータを利用した肌解析をコアにする東京理科大学発のベンチャー・ウイズダムテックを創業。人工知能、認知科学およびソフトウェア工学に興味を持ち、Javaを用いた情報家電や自律型ロボットを中心に研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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