東京理科大学・坊っちゃん選書
携帯電話は人工知能の夢を見るか?―計算機械から知識活用システムへ

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  • サイズ B6判/ページ数 125p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784274207945
  • NDC分類 548.2
  • Cコード C3040

内容説明

最近、話題になっているのが、グーグルが開発した携帯電話のプラットフォーム「アンドロイド」です。アンドロイドのいいところは、その上で動くプログラムを作成することにより、いろいろな機能を拡張できる点にあります。その仕組みを活用することで、携帯電話をもっと使いやすく、賢くしていくことができるのです。人工知能の技術を活かすことにより、今までなかった新サービスの提供を計画しています。この本ではコンピュータの発展と人工知能の研究を紹介しながら、情報処理製品をスマート化(知能化)していく仕組みを解説していきます。

目次

第1章 科学の進歩と原始コンピュータの発明(2000年以上前にもコンピュータがあった?;対数の発見―ジョン・ネピア物語 ほか)
第2章 プログラムできる計算機械の登場(100年早く生まれてしまった天才バベッジ;バベッジが影響を受けた計算機械 ほか)
第3章 計算機械からコンピュータへ(コンピュータの基礎論を構築した人たち;天才数学者がつくったシンプルな計算機械 ほか)
第4章 エキスパートシステムとは何か?(専門家の知識を活かした診断システム;グーグル携帯電話アンドロイドへの移植 ほか)

著者等紹介

溝口文雄[ミゾグチフミオ]
東京理科大学名誉教授。工学博士(東京大学)。1941年、東京生まれ。1968年、東京理科大学工学部大学院修士課程修了。東京理科大学助手、講師、助教授、教授を経て、2008年6月、東京理科大学名誉教授。1994年、スタンフォード大学CSLIの上級研究員となる。1997年、情報メディアセンターを立ち上げ、同センター長。2001年、グリッドコンピュータを利用した肌解析をコアにする東京理科大学発のベンチャー・ウイズダムテックを創業。人工知能、認知科学およびソフトウェア工学に興味を持ち、Javaを用いた情報家電や自律型ロボットを中心に研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キコ

9
最近、人工知能とかコンピュータのしくみに興味があるので、図書館で借りてみました。スマホのAndroidって、だから『アンドロイド』っていう名前なの?ということは私のスマホも思考をしているのでしょうか。自動計算をする機械を「考えている」と定義してよいのかどうか?「対数は数学の授業で習ったことがあると思います」いや…ぜんぜん覚えがないです。弾道計算とか、核とか、戦争によって数学は進歩していったんですね。なんだかフクザツ。2015/08/01

jp1bxx

0
だいぶ古い本なので、人工知能の部分はあまり参考になりません。エキスパートシステムが流行っていたころが懐かしいと思う人もいるかもしれませんが、、、 計算機からコンピュータへの歴史パートは簡潔にまとまられているのでとてもわかりやすいと思います。2017/11/05

七篠

0
計算機やコンピューターの開発の歴史やAndroidを使った人工知能の話が書かれている。2014/04/06

りっちー

0
前半は計算機の基礎知識と歴史。後半はコンピューターの歴史とAndroidの実例。AIFMファンとしては物足りない内容だけど、人工知能って何? って思っている方には分かり易いかも。2013/12/29

life4errand

0
掲題とは裏腹に計算機に関する内容が多い。さまざまな計算機の歴史がほとんどで、後半に分岐判断型の人工知能の紹介になる程度である。しかし、人工知能については研究の成果としてわかりやすく書かれているので、そこだけ読んでも悪くない。2013/04/17

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