内容説明
Lispの代表的な方言であるプログラミング言語Schemeについて、計算機科学の話題を織り交ぜながら基本的な考え方を対話形式で学ぶ入門書。
目次
1 おもちゃ
2 一度、もう一度、さらにもう一度、またもう一度、…
3 偉大なるCons
4 数遊び
5 *すごい*星がいっぱいだ
6 影法師
7 友達と親類
8 究極のlambda
9 …もう一度、もう一度、もう一度、…
10 このすべての値は何だ
著者等紹介
Friedman,Daniel P.[FRIEDMAN,DANIEL P.][Friedman,Daniel P.]
インディアナ大学コンピュータサイエンス教授
Felleisen,Matthias[FELLEISEN,MATTHIAS][Felleisen,Matthias]
ライス大学コンピュータサイエンス教授
元吉文男[モトヨシフミオ]
1951年千葉県に生まれる。1976年東京大学理学部修士課程修了、電子技術総合研究所入所。2001年産業技術総合研究所に改組。現在、同研究所知的財産コーディネータ。工学博士
横山晶一[ヨコヤマショウイチ]
1949年香川県に生まれる。1972年東京大学工学部計数工学科卒、電子技術総合研究所入所。1993年山形大学。現在、山形大学大学院理工学研究科(情報科学分野)教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
6
再帰の説明手順が一見するとしつこいぐらいだが、そのおかげでとても分かりやすい。2013/11/30
osa_k
1
Yコンビネータの導出方法が美しい、とTwitterで誰かが話題にしていたので読んだ。確かに美しい。有限回の繰り返し構造から始まって、繰り返しの中身を束縛にして、束縛される値を関数で作るようにして……と自然なステップを踏んでいくと、いつの間にかYコンビネータが完成している。導出方法が初めて腑に落ちた。2018/12/16
脳疣沼
1
再帰という考え方は厄介で、良くわからなかったのだが、この本を読んで分かるようになった。最初から最後まで再帰尽くしで、しかもかなりしつこくその過程を分解して説明しているので、嫌でも慣れてしまう。Yコンビネータの説明もかなりのステップを踏んで説明しており、親切だと思う。それでも難しいけど。薄い本なわりに値段が高いが、質問部分だけを読んで答えをちゃんと自分で考えられるようになるまで使い込めば、割とコスパは良いと思う。2015/03/15
Shotaro Tsuji
1
Schemeをちゃんと勉強するために読んだ。答えは見ずに自分で考えていった。最初の方は知ってる事柄も多くすぐに進んでいったが、後ろの方に行くにつれなかなか読み進められなくなっていった。特に8章、9章、10章は難しいが、やりとげた時の感動はその分大きかった。(なかでも10章で書いたインタプリタでYコンビネータが動作した時は!!)続編のScheme修行もあり、これでSchemeの半分ぐらいを学んだと言えるのだろうか。まだ1回しか読んでないので、またもう一度読みたい。2012/01/14
fkmn
1
再帰から lambda、Yコンビネータ、そしてインタプリタの実装まで一気にかける抜ける入門書。ガイドラインにあるとおり、2回以下では消化しきれない (読みきれない) 内容。2011/02/20