内容説明
BTS(Bug Tracking System:バグ追跡システム)やITS(Issue Tracking System:問題追跡システム)は、ソフトウェアのバグやその他の問題を登録・管理し、開発者による問題解決を支援するシステムです。BTS/ITSによるバグ管理は、ソースコードのバージョン管理やテストやデイリービルドと並んで、ソフトウェア開発プロジェクトを成功させるためには必須となりつつあります。Scarabは、オープンソースなITSのひとつです。JakartaプロジェクトのBTSとなるべく開発されているだけあって、実用に耐えるだけの本格的な機能と安定性があります。本書は、Scarabの導入から活用方法までを分かりやすく解説します。
目次
第1章 問題追跡システムScarab
第2章 Scarabの機能と仕組み
第3章 入手とセットアップ
第4章 最も単純なプロジェクト
第5章 モジュールの作成方法
第6章 Scarabの便利な機能
第7章 ユーザの権限管理
第8章 プロジェクトの分析とモジュールの構築
第9章 ソフトウェア開発プロジェクトでの活用例
付録A Web上の参考リソースと参考文献
著者等紹介
大場光一郎[オオバコウイチロウ]
伊藤忠テクノサイエンス株式会社に在籍
田中祐樹[タナカユウキ]
株式会社パスカリアに入社後、JavaによるWebアプリケーションの開発に従事している。最近は、開発の自動化や効率化、EoDなどの話題に関心を持っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。