内容説明
認証は、セキュリティを支える基礎となる、重要な土台のひとつです。うまく設計された認証システムがあれば、ユーザは自分の同一性を簡単に証明し、組織を危険に晒すことなく、ネットワークにアクセスする権利を得ることができます。本書はこの分野では初の解説書で、今日使われているあらゆる認証方式を網羅して説明しています。筆者は、セキュリティ上の問題点に対する現実的な解決策に焦点を当て、図表や具体的な例を用いて認証の背景にある技術的な概念を余すところなく解説します。
目次
認証とは
リユーザブルパスワードシステムの進化
人の区別
デザインパターン
ローカル認証
PINとパスワードの選び方
バイオメトリック
アドレスによる認証
認証トークン
チャレンジレスポンスパスワード〔ほか〕
著者等紹介
スミス,リチャード・E.[スミス,リチャードE.][Smith,Richard E.]
コンピュータセキュリティの専門家として10年以上のキャリアを持つ。著書に『Internet Cyptography』(Addison‐Wesley社、1997年)があり、コンピュータセキュリティのリーディングカンパニーであるSecure Computing Corporationで研究員および情報セキュリティアーキテクトを務める。CISSPの資格を持つ
稲村雄[イナムラユウ]
株式会社NTTドコモマルチメディア研究所セキュリティ方式研究室主任研究員。昭和61年東京大学工学部物理工学科卒業。昭和61年日本電気技術情報システム開発株式会社(現株式会社NEC情報システムズ)入社。昭和61年~平成4年財団法人新世代コンピュータ技術開発機構出向。平成10年日本ベリサイン株式会社移籍。平成12年インターナショナルネットワークセキュリティ株式会社移籍。平成14年10月より現職。主として各種セキュリティ技術の研究に従事。インターネット・セキュリティ、暗号技術、並列計算、論理型言語処理系、オペレーティング・システム、電子メールなど、幅広い分野に興味を持つ
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感想・レビュー
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