内容説明
「南京事件まぼろし」説との不毛な論争を脱し、世界史のパースペクティヴから、日本の戦争責任問題に照明をあて、戦争の記憶を生かす道を若い世代とともに考える。
目次
歴史の転換点にあって歴史から学ぶことの大切さ
第1部 逸したアジアとの「和解」―戦後50年、国民の選択(問われる日本国民の戦争認識;戦争肯定論の軌跡と現在―日本人の南京大虐殺認識をめぐって)
第2部 知られざる戦争犯罪―三光作戦(三光作戦と日本国民の戦争認識;三光作戦と日本軍の性犯罪 ほか)
第3部 南京事件と世界(南京1937年・国際シンポジウム―プリンストン大学;南京事件・歴史事実と歴史の記憶―カリフォルニア大学)
未来に生かす戦争の記憶