• ポイントキャンペーン

オックスフォード科学の肖像
マイケル・ファラデー―科学をすべての人に

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 152,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272440467
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0340

内容説明

1804年、13歳で書店兼製本屋の師弟となり、そこで出会った本をきっかけに科学の道を志す。電気と磁気の科学の開拓者としての数々の発見とともに、『ロウソクの科学』としていまも読みつがれるクリスマス講演などを立ちあげ、市民や子ども向け科学講演の基礎をつくったファラデーの業績と生涯。

目次

第1章 科学の劇場
第2章 ファラデーのルーツ
第3章 ロンドン―製本屋の徒弟
第4章 王立研究所員
第5章 初期の化学実験
第6章 電磁気学研究の開始
第7章 化学を語る
第8章 電気、そして磁気の本格的研究
第9章 電磁気学―「神の庭で遊ぶ」
第10章 晩年

著者等紹介

ギンガリッチ,オーウェン[ギンガリッチ,オーウェン][Gingerich,Owen]
ハーヴァード大学教授(天文学・科学史)。スミソニアン天文物理観測所上級名誉天文学者。2006年夏のIAU(国際天文学連合)惑星定義委員会では議長を務めた

ラッセル,コリン・A.[ラッセル,コリンA.][Russell,Colin A.]
化学者。イギリスのオープン・ユニバーシティ(1970年に自ら創設)の科学技術史学部の名誉教授・客員教授。多くのテレビ、ラジオ放送に出演し、物理・化学史に関する広範な著作がある。1990年、化学史にたいするすぐれた貢献により、米国化学会からデクスター賞を授与される

須田康子[スダヤスコ]
秋田県生まれ。学習院大学文学部ドイツ文学科卒。コンピュータマニュアルのライターなどを経て、1988年よりドイツ語、のちに英語の翻訳活動を開始。現在おもに電子・通信技術分野の英訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユビヲクワエルナマケモノ

5
オーソドックスなファラデー伝。電動機/発電機の原理の発見だけでも大変な貢献なのに、化学の分野でも例えば鯨油からベンゼンを発見する等、多大な足跡を残している。これほどの科学者の墓碑銘が「マイケル・ファラデー 一七九一年九月二二日に生まれ 一八六七年八月二五日に永眠」という簡素さ。ナイトの称号を固辞した際の彼の考えが良く表れている。「私は最後までただのマイケル・ファラデーでいなければならない」。かくのごとく彼を律した信仰が、「中心の点の周囲の場」つまり「場」の理論を導き出したという事に粛然たる気持ちになった。2022/05/17

hachiroeto

3
10冊目はマイケル・ファラデー自身について紹介した一冊◆「オックスフォード 科学の肖像」というシリーズの一冊とのことです。このシリーズは初めて読みましたが、コンパクトながらわかりやすくまとまっていて、とても良かったです。他にもいろいろ出ているみたいなので読んでみようかな◆それにしても、ファラデーは本当に高潔で清貧を通した人物だったようですね。王立協会の会長職もナイトの称号も固辞し「私は最後までただのマイケル・ファラデーでいなければならない」と語ったとのこと。カッコいい!2022/05/10

びいたな

2
「ロウソクの科学」の人、にしては色んなところで名前を見かけるし、どんな人だったんだろうと思って読んだ本。伝記というと偉人伝のイメージだったが、「科学的な伝記」と銘打ったこのシリーズならではなのか、どのような歴史の中でこの人物が生まれたか、どのような影響を受けてこの人物の業績が生まれたかかがわかりやすくそこが面白かった。数多くの科学史的な特異点に見える発見や業績も、歴史的な背景とこの人物の生い立ちから、起こるべくして起こったのだな。歴史を人物軸で見るのもまた面白いと知った。2016/03/05

Aleixo

0
学ぶところ多し。斯くありたいものだが。B-2014/03/31

朔麻

0
ORTを読んでいる時に出てきた人物。 「こんな人は知らない」と言ったら怒られた。 というわけで学びました。 すごい人だったんだねぇ。全く理解できないところもあるけど。2013/07/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/169708
  • ご注意事項