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未知なる地底高熱生物圏―生命起源説をぬりかえる

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  • サイズ B6判/ページ数 250,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272440283
  • NDC分類 450
  • Cコード C0045

出版社内容情報

きわめて知的にチャレンジングな本だ。これこそ、パラダイムの転換を迫る書といってよい。サイエンスの世界で、これまで常識とされていた定説が次々にくつがえされる.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』351頁、より)

内容説明

地球の地殻の奥深くに、地上とはまったくべつの生物圏がある。そこには原始的な細菌が生息し、その規模は、おそらく地球表面にすむ生物の総量をしのぐであろう。

目次

第1章 わがエデンの園
第2章 ふたつの生物圏の境界の生命
第3章 地下深層ガス説
第4章 地下深層ガス説の証拠
第5章 石油パラドックスを解く
第6章 シルヤンでの試掘
第7章 地下深層ガス説を拡張する
第8章 地震再考
第9章 生命の起源
第10章 次に何をすべきか

著者等紹介

ゴールド,トーマス[Gold,Thomas]
1920年、ウィーン生まれ。’30年代にナチスを逃れてイギリスに渡り、ケンブリッジ大学に学び学位取得。第2次大戦中は、英国海軍でレーダー開発に従事。戦後はケンブリッジ大学、英国王立天文台をへて、’56年に渡米。ハーバード大学教授を経て、’59年からコーネル大学電波天文学・宇宙研究センター所長をつとめる。宇宙科学・天文学のほか、物理学、動物生理学などで300編ちかくの論文を執筆
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

デビっちん

25
石油や石炭が生物の死骸からできた化石燃料によるものではない、地震がプレート移動による歪みに起因するものではないなど、従来定説とされている科学と自然との関係が覆される内容です。それらの源泉となるのが、地中深くにある炭化水素の変化であるという仮説に始まり、そうであるならば地球以外の他の惑星にもその可能性があるという浪漫がありました。こういう従来の常識にメスを入れる内容に引き込まれちゃいます。2018/05/28

11
非常に面白い!地底の生物、酸化鉄から酸素原子を吸収するって単純に凄いことだと思った。書名は生物圏だが、石油が化石からできたものではない、地震はプレート移動による歪みではないという著者の説が本書のメイン、というか取っ付き易い内容かと思う。今までの常識が覆される1冊。2017/10/22

Nobu A

5
立花隆推薦本。本著を手に取って初めて著者、トーマス・ゴールドが生物物理、宇宙工学、地球物理と幅広く隣接分野を跨いで研究をした著名な天文物理学者だったと知る。石油は太古の生物死骸が地下の圧力と温度で分解されて生成されたのが定説だが、それを真っ向から否定する「無機起源説」を提唱。人間が自由に行けない深海や地底には未だに解らないことが多い。「無機」も「有機起源説」もまだ完全には証明されていないだけにロマンを感じる。しかしながら、当該分野に造詣が深くないだけに頭にしっかり入ってこず、後半流し読み読了。要再読。2022/05/04

デコボコ

3
K教授イチオシ。面白かった…2017/01/27

takao

1
かなり異端の書。 石油、メタンガスが非生物起源説。金属鉱床の源は地下深部から水ではなく炭化水素で運ばれた。 地震の原因としての炭化水素の流体の地下深部からの上昇。2018/10/04

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