目次
死亡率に男女差がある
学校に通う子の男女差
夫婦の名前
女性の労働と家事分担
妊産婦の死亡率
人工妊娠中絶
若もののエイズ感染の男女比
女性への暴力
犯罪者の男女比
自殺者の男女比〔ほか〕
著者等紹介
藤田千枝［フジタチエ］
大学理学部卒業後、おもに子ども向けの科学の本や環境の本を翻訳・執筆。科学読物研究会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
34
先日読み友さんと暴力の世界地図でDVがないね、と話しあっていたんですが、ここでほんの少しだけ取り上げられています。また、ジェンダーはここでは男女の格差のみで説明されているので、ぜひLGBTQについても言及している改訂版を出版してほしいな。2022/04/22
扉のこちら側
27
初読。2014年1151冊め。薄々わかっていたけど、家事労働も含めた男性の労働時間を100とすると、世界のほとんどで女性の労働時間は100を超えている。2014/12/18
おはなし会 芽ぶっく
11
小学生用のシリーズですが、知らないことがたくさん。大人だからって知ってるふりはダメ！子ども用は分かりやすく書いてあります。改めて絵本・児童書ってスゴイなぁと思います。世界の女性の活躍、夫婦別姓、エイズ、DV、口だけの男女平等（笑）などなど知っていることもありますが、具体的な数字を提示しているので、日本は先進国ではないなぁと知れます。衝撃だったのは、人身売買を批准していない国が多いこと、日本には買った人を罰する法律がない！2022/03/30
tokkun1002
7
2004年。性別。男性と女性はカラダが違う。不当な扱いが問題。2016/07/21
スターライト
5
ジェンダー＝社会的・文化的に作られた性差について、死亡率、通学率、夫婦の姓、労働（家事）などの観点から、世界と日本の状況について地図とグラフでわかりやすく解説。2004年刊なのでデータは古いが、日本でジェンダーに力を入れた政策が実施されているとは思えないので、一応の目安にはなるのではないか。本書によると姓の選択について、夫の姓を義務化しているのは日本・インド・トルコしかない（アフリカは多くが不明）。その原因の多くが男性側にあるので、女性を下に見る風潮は早くなくすべきだ。2022/09/04
