差別はたいてい悪意のない人がする―見えない排除に気づくための10章

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差別はたいてい悪意のない人がする―見えない排除に気づくための10章

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  • サイズ 46判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784272331031
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

あらゆる差別はマジョリティには「見えない」。日常の中にありふれた
排除の芽に気づき、真の多様性と平等を考える思索エッセイ。

目次

プロローグ あなたには差別が見えますか?
1 善良な差別主義者の誕生(立ち位置が変われば風景も変わる;私たちが立つ場所はひとつではない ほか)
2 差別はどうやって不可視化されるのか(冗談を笑って済ませるべきではない理由;差別に公正はあるのか? ほか)
3 私たちは差別にどう向きあうか(平等は変化への不安の先にある;みんなのための平等 ほか)
エピローグ わたしたち

著者等紹介

キムジヘ[キムジヘ]
金知慧。韓国・江陵原州大学校多文化学科教授(マイノリティ、人権、差別論)。移民、セクシュアル・マイノリティ、子ども・若者、ホームレスなどさまざまな差別問題に関心を持ち、当事者へのリサーチや政策提言に携わっている。ソウル特別市立児童相談治療センター、韓国憲法裁判所などの公的機関にも勤務経験を持つ

尹怡景[ユンイキョン]
韓国・ソウル生まれ。慶應義塾大学大学院で人類学を学ぶ。言葉で韓国と日本の心をつなぎたい翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

105
何気なく言ったひと言が他人を傷つけることがある。あるシンポジウムで決定障害という言葉を発した著者が参加者に指摘され気づいた。障害者という言葉も障害のある人と言い換えることが望ましい。誰しも人は属性があり、自分の属さない集団を無意識に色付けしている。立ち位置が変われば、見える景色も異なる。本書の原題は「善良な差別主義者」。韓国社会では「公正」「平等」「民主主義」が問われ、2007年から差別禁止法の制定をめぐり議論が続いている。日常の中に潜む差別を自覚することから始めよう。平等とは差異を認めることにあるのだ。2021/10/13

とよぽん

93
マジョリティの不寛容がマイノリティの異議申し立てを妨げ、市民的不服従に至るのだという(8章)ところにハッとした。また、私たちが何気なく遣っている言葉の中に差別要素がひそんでいることも・・・。韓国の実態が書かれているが、これらは日本でも当てはまることがほとんどで、日本はむしろデモや抗議活動という具体的な行動に出る人が少ない。同調圧力のため? 一向に差別と分断は解決の方向に向かわないではないか! 悪意のない人が自らの差別に目覚めることが必要だと思った。日本訳がとても読みやすくできている。2022/10/11

J D

68
 面白かったよと先輩に勧められ読んでみた。確かに興味深い内容だった。マジョリティとマイノリティー、平等と優遇。対極にある言葉を用いながら差別の根本的てところを何度も丁寧に分かりやすく語ってくれる。初めて気付くこともあり、「そうだね~」と感じ入ったのも確か。ただ、すべてを受け入れるのには抵抗を感じた。区別という概念はないのかなと少し思った。2023/01/21

おたま

67
最近労働組合の活動に関わっているが、よく感じるのが「差別」。男女差別、障害者差別、外国人差別等の問題に直面することが多い。この本は韓国での差別の実態をもとにして書かれているが、その基本的な考え方は日本の場合にも適用することができる普遍性をもっている。広範な場合を扱っており、これまで気づかなかった事にも気づかせてくれる。基本的に差別というものは、マジョリティにとって暮らしやすくできている「普通の」「正常な」社会から逸脱するマイノリティに向けられた排除の構造から生まれる。2023/06/08

naginoha

54
良い本に出会えた。人が人を差別する仕組みを整理、分析する。ページをめくる度になるほどとうなずく・・・は言い過ぎかも知れないが、論拠がしっかりしていて納得しながらの読書だった。そしてこれは個人対個人の話に置き換えるとそれはもうコミュニケーションの基本と繋がる話だ。人類皆この考えを共有できれば地球は即ユートピアになれるけど、無理だろうなあ。一点だけ、差別の状態を訴えるために犯罪を含めた実力行使に出ることは反対。過去に例はあったとしても。4/52021/12/01

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