内容説明
メディアやブランドが提案する生き方なんか、クールじゃない。過剰な消費を繰り返すライフスタイルから抜け出して、ダイナミックでセクシーな、自分らしい「ほんとうの生き方」を追い求めよう。メディアと消費とエコロジーを問い直し、「消費する日本人」に向けて、新しい文化と価値観の創造を呼びかける。
目次
秋(気分障害;こころのエコロジー ほか)
冬(見えない宗教;アメリカン・ドリームの終焉 ほか)
春(改革への衝動;カルチャー・ジャマーの野望 ほか)
夏(怒りの感情;第二のアメリカ革命(カルチャー・ジャマーのための自己主張訓練) ほか)
著者等紹介
ラースン,カレ[ラースン,カレ][Lasn,Kalle]
1942年、エストニア生まれ。「アドバスターズ・メディア財団」創始者。雑誌『アドバスターズ』発行人。1970年からカナダで映画制作。実験映画やドキュメンタリ作品で国際的な賞を数多く獲得するなど、高い評価を得ている
加藤あきら[カトウアキラ]
東京大学卒。公務員、コンサルティング会社等を経て、現在、翻訳稼業にいそしむ。「こころの環境問題」に関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Akiro OUED
2
メディアを支配してる点で、アメリカ大企業も中国共産党も同じ。ふむ、カルチャー・ジャマーならではの指摘だね。どっちの国民も大量消費が大好き。民の心を消費衝動で汚染するには、民主主義でも共産主義でも可能らしい。消費を抑制するために、民を貧しくする日本の政治屋は、ジャマーの一味か?2021/05/01
せらむ
2
この方法は(日本では?)現実的ではないなと思う部分も多々あったが(健康的な部分がまだ残ってる感じ、そしてなにか向かうものが決まってる感じ、うまく言えないけど)、いくつかインスピレーションをもらえる部分はあった2013/09/26
Acéphale
1
資本主義の内部で右も左もないと言って資本主義を批判したところでそれは全く無意味であり、なんの変革にも繋がらないことに気付くべきである2018/01/17
Saiid al-Halawi
1
著者が熱い。商業メディアアレルギーの自分としては大賛成