内容説明
関東・関西を代表するこの２社も、企業グループの中核企業としての「営利性」の追求と、鉄道事業者としての「公益性」の要請という、両立困難な課題に苦しんでいる。ＪＲとの競争もますます激化する今日、２１世紀にむけて大手私鉄は、どのような「ハンドルさばき」を見せるのであろうか。
目次
１ 西武鉄道（西武鉄道の発展略史；多角的な事業を営む西武鉄道の現状；西武鉄道が展開する経営戦略；西武鉄道の収益構造；鉄道事業の公益性と経営的課題）
２ 近畿日本鉄道（私鉄の雄・近畿日本鉄道；岐路に立つ近畿日本鉄道の経営戦略；設備投資がつづく近畿日本鉄道の財務構造；近畿日本鉄道の労働現場；近畿日本鉄道、二一世紀への展望）
感想・レビュー
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rbyawa
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ｂ０３７、幾つかの業態で概ね２社を取り出して語る体裁のシリーズで、関東大手私鉄から西武、関西大手私鉄から近鉄、というのはうーん、納得のような微妙な選択のような。この本の書かれた１９９７年時点で問題が露呈し掛けている企業だったのかなぁ、という括りならわからないでもない。西武はグループ企業内の構造が不透明（ただ、なにかびっくりするほど従業員が有能だった；）、近鉄はＪＲに次ぐ広域交通網であるため効率化の進めすぎによって事故が頻出している、という辺りは似ていたかなぁ。ただ、並べてなにか感じ取るかというと疑問かな？2011/05/08
