ランダムハウス講談社文庫
アンティーク鑑定士は見やぶる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 461p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784270100455
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

スターリングは売れっ子アンティーク鑑定士。壁を飾る絵に戸棚の置物―「人は家のなかに人生を展示している」が彼女の持論だ。なのに今回の遺産査定で発見したのは死んだ老女の人生とは不釣合いなほど高価なコーヒーポット。しかも死亡状況にも不審な点があり…果たしてコーヒーポットが意味するのは?華やかなニューヨーク競売場の表と裏から鑑定方法の解説まで、現役鑑定士の著者による裏話いっぱいのミステリ。

著者等紹介

ジェンキンス,エミール[ジェンキンス,エミール][Jenkins,Emyl]
二ヵ所の競売場に勤め、現役で活躍しているアンティーク鑑定士。アンティークに関する数多くの記事、著書、業界誌のコラムを記している。2005年に発表した『アンティーク鑑定士は見やぶる』で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

86
一応ミステリーではあるのですが、それ以上にアンティークの薀蓄が興味深かったです。各章の最初にQ&Aがあり、そこから物語が紡がれていくのに引き込まれました。物語そのものも面白かったですし、勉強にもなりました。アンティークからビジネスまで幅広い要素が含まれているのが魅力でしょうか。作者も鑑定士ということで、物語そのものが作者の声のようにも思えます。2017/09/18

15
女性鑑定士が、ある鑑定を受けたことから大きな事件に巻き込まれ・・。ミステリーそのものも面白かったけれど、各章の頭に、その章のポイントになる骨董品に関するQ&Aが一番面白かったです。日本とアメリカでは骨董の市場もずいぶん違うのですね。ポール・ストール(paul storr)の銀器は必見。ヒロイン、スターリング・グラスの「正直さ」と、いざという時犯人の"かわいそうな過去があるから仕方ない"と考える「甘さ」は表裏一体。2011/09/20

7
骨董品に関する豆知識は興味深くて面白かったのだけと、登場人物が多すぎていまいち状況と利害関係が理解できず、消化不良。でも、事件を追っていくうちに出会うイケメンたちにいちいちときめいている主人公が何だか憎めないので、続編が出たら読みたい。2010/10/07

ぱでぃんとんⅡ

6
2作目を読む前に再読。……内容全く覚えてませんでした。発行したの、4年前かぁ。おかげで?、全く新たな気持ちで読むことが出来ました。骨董の蘊蓄は置いといて、骨董の世界が面白かったです。ソルの像がどうなるのか、新しい仕事や人間関係も気になる所です。続きがどんな話か、楽しみに読もうと思います♪2010/12/17

キキベル

4
アンティークに詳しい訳じゃないので、まあなんとなく想像しながら読むのは楽しかったです。 ミステリーの内容より、アンティークの薀蓄にへぇっ、ってワクワク。2015/11/08

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