内容説明
自分ブランドを確立するために今すべきことは何か。エンツォ・フェラーリをデザインした男・奥山清行、世界流仕事術。
目次
第１章 迷ったら、やれ
第２章 やらないよりは、失敗しろ
第３章 好きなら、極めろ
第４章 想像力を味方につけろ
第５章 メッセージを伝えろ
第６章 “闘議”から始めろ
第７章 信じればこそ
第８章 未来の顧客のために創造する
第９章 日本人の感性を知りつくせ
第１０章 自分の心に聞け
著者等紹介
奥山清行［オクヤマキヨユキ］
工業デザイナー。１９５９年、山形県山形市生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。米国アートセンター・カレッジ・オブ・デザインを卒業後、ゼネラルモーターズ（米）、ポルシェ（独）のチーフデザイナー、アートセンター・カレッジ・オブ・デザインの工業デザイン部長を経て、ピニンファリーナ（伊）のデザイン・ディレクターに就任。エンツォ・フェラーリ、マセラティ・クアトロポルテなどのカーデザインを担当した。２００６年独立、現在Ｋｅｎ Ｏｋｕｙａｍａ Ｄｅｓｉｇｎ代表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
18
目を引く赤が図書館の棚から浮き出していて手に取りました。工業デザイナーさんによる人生本です。簡潔で、面白い。そして努力し前進する力が素晴らしい！さすが車のデザイナー、推進力の馬力が違うな…とか思いつつ、「あの時の一言」をプラスにかえる人間性にニヤリ。挫折しても継続する、そしてその継続が新たな出会いを生む。作品だけでなく、その姿勢がかっこいい！2016/06/15
メガネ
13
若者に向けてということで、「迷ったらやれ」とか、人生訓みたいなそういう言葉が書いてあります。奥山さんが描いたデザイン画がどのページにも載っていて見るのもよい。独特のインクのにおいがします。持っている本は、黒い帯がついていてそっちのほうがかっこよく見えます。表紙の車は、奥山さんがデザインして作った奥山ブランドの車です。2015/09/06
kubottar
4
すごい人だなと、読了後すぐ思った。工業デザイナーという仕事は全く知らなかったが、日本人でフェラーリのカーデザインをやってのけた人だと想像すればどれだけすごい人か理解できる。ページを飾るいろいろなデザインスケッチも美しく、ぶっちゃけて言えばビジネス書でよくある自伝系ではあるが、筆者はMBA持ちのスーパーサラリーマンでも社長でもなく、デザイナーの描（書）いた内容が一個の作品になっているかのような感覚に捕らわれる。2011/08/31
ken123
3
Very good! 奥山氏の考えが明瞭に記されておりなかなか良かった。更にスケッチもあり、それを眺めているだけでも面白い。「僕には特別な才能などない。それは自信を持って言い切れる。でも、志と誠意だけは世界一でありたい。」、「とても難しいけれど、とても大切なのは『未来の自分を想像する』ということ。それを想像するためには、『こうなりたい』というビジョンが不可欠だ。それは夢や願望といった他力本願の、ごくごく思いの弱いものではなく、自分の力でそこまで行くという強靭な意志を伴う。」は心にとどめておきたい言葉。2009/03/23
motoroid
2
再読。情熱を持って仕事に取り組み、情熱を持って生きよと訴えられた。文章とデッサンがセットになっていて、文章をデッサンが実証している感じに読めて理解しやすい。茂木健一郎さんの解説も秀逸。何度読んでも勇気づけられ、励まされる本です。2011/04/05
