まっとうな経済学

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270001448
  • NDC分類 331
  • Cコード C0030

出版社内容情報

この本に出てくるのは、為替や景気循環の話ではなく、中古車市場の謎解きや、スーパーで無駄遣いをしないための知恵である。読み終わることには、みなさんがいまよりもっと聡明な消費者になって、いまよりもっと聡明な有権者になって、政治家が吹聴する話の裏側にある真実を見極められるようになっていることを願っている。──「はじめに」より

【著者紹介】
フィナンシャル・タイムズ紙の記者をへて、現在はフィナンシャル・タイムズ・マガジンのコラムニスト。同誌連載のコラムDearEconomistが好評を博している。世界銀行グループの国際金融公社(IFC)の主任エコノミスト・ライター、オックスフォード大学経済学部講師などを務める傍ら、石油会社のエコノミストでもある。

内容説明

経済理論を駆使して、毎日の買い物、投資家心理、国家財政まで、実態経済を動かすしくみを根底から解き明かす!大学生、ビジネスパーソン、公務員、政治家まで、経済活動にたずさわるすべての人の必読書。

目次

第1章 誰がためにそのコーヒーはある
第2章 スーパーマーケットが秘密にしておきたいこと
第3章 完全競争市場と「真実の世界」
第4章 交通渋滞
第5章 内部情報
第6章 合理的な狂気
第7章 本当の価値をなにひとつ知らなかった男たち
第8章 なぜ貧しい国は貧しいのか
第9章 ビールとフレンチフライとグローバル化
第10章 中国はどのようにして豊かになったか

著者等紹介

ハーフォード,ティム[ハーフォード,ティム][Harford,Tim]
フィナンシャル・タイムズ紙の記者をへて、現在はフィナンシャル・タイムズ・マガジンのコラムニスト。同誌連載のコラムDear Economistが好評を博している。世界銀行グループの国際金融公社(IFC)の主任エコノミスト・ライター、オックスフォード大学経済学部講師などを務める傍ら、石油会社のエコノミストでもある

遠藤真美[エンドウマサミ]
翻訳家。1963年生まれ。経済、経営、金融関連の分野を中心に出版翻訳、実務翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

木公

3
別にまっとうだとは思わないけど、たいへん面白い正統派経済学読み物。2007/11/15

Q

2
一杯のコーヒーを飲むことの考察からはじまり、人の行動をモデル化してとらえ、モノの価格について多面的に考察し、最後に中国経済について考察する本。前半の行動のモデルについては最初興味深かったが、ブランドなど本来の価値以外の要因でもモノを購入するのではと感じて後半は興ざめしてしまった。ここにもモデルの脆さがあるのだと感じた。中国がなぜロシアにならなかったのかは大変面白かった。特に自由主義経済への飛躍のためには良い教育を受けた人材が必要だった、との指摘は胸に刺さった。我が国は良い義務教育に投資しているのだろうか?2019/11/22

こうじ

2
ティム・ハーフォードの本は面白いなぁ。経済学的な考え方や視点を、現実の世界や生活に役立てようという姿勢を感じさせる内容です。スタバなどの身近な話題や、アフリカよ最貧国の話題など様々な話題を捉えながら、経済学的な考え方のセンスを身につけられそうな一冊です。2016/09/06

BsBs

1
とても面白く、また分かりやすかった。経済学を理論から理解しようとすると大変難しくなってしまう場合が多いのだが、この本は例示から入っているため実感を持って理論をつかむことができる。例えば、価格弾力性、情報の非対称性、市場の外部性など。いずれも基礎にして強力な理論だと思う。余談になるが著者のような「覆面経済学者」は憧れる存在だ。彼らはこの世の根底に流れる真実をシンプルな理論であぶり出す。彼らのような「覆面経済学者」になるために、私も精進したい。2016/10/19

葵堂

1
流暢な語り口でごく一般的な事象を経済学の観点からぶった切っていく。勉強になるというよりは面白い読み物を楽しんだイメージ。とはいえ、価格の決定についてなど、為になる部分も多々あった。2015/08/12

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