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赤ちゃんはどこまで人間なのか―心の理解の起源

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  • サイズ B6判/ページ数 288,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270001196
  • NDC分類 376.11
  • Cコード C0030

内容説明

ヒトはどうやって人になるのか?他人への共感、芸術を理解する心、道徳的な判断力、死体や排泄物への嫌悪感…誰もが持っている「人間らしさ」の源泉を探る。

目次

第1章 心を読む能力
第2章 人工と自然
第3章 芸術とは何か
第4章 善と悪
第5章 道徳の進歩
第6章 嫌悪という感情
第7章 ゆえに我あり
第8章 神の存在と心の科学
解説 進化の産物としての脳と心

著者等紹介

ブルーム,ポール[ブルーム,ポール][Bloom,Paul]
イェール大学心理学部教授。著書『How Children Learn the Meaning of Words』はアメリカ出版社協会最優秀賞、アメリカ心理学会発達心理学書籍最優秀賞を受賞。言語学習についての論文を数多く発表しながら、社会的認知や道徳性の発達など多岐にわたるテーマで活発に研究を続けている

春日井晶子[カスガイアキコ]
英米文学翻訳家。東京外国語大学ポルトガル・ブラジル語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金平糖

4
【心を読む能力】赤ちゃんは生まれながらにして二元論者【人工と自然】【芸術とは何か】感覚の二元性により人工と自然の世界をどのように理解するようになったか「何故子どもすら神の存在を信じやすいのか」「何故私達は贋作とオリジナル作品の区別にこだわるのか」「何故、芸術とそれ以外の全ての物を区別しようとするのか」【善と悪】道徳感情はどのように芽生え発達するのか【道徳と進歩】道徳観の及ぶ世界と広がり。どのように発達し固定化するのか【嫌悪という感情】嫌悪感から他者を道徳的価値がないとみなし、残酷行為を行う心理的メカニズム2006/06/28

さとう

1
悪くはないんだけども散漫かなー。読んでるときはまあ面白いんだけど、テーマが多岐にわたるので読み終えるとなんの本なのかピンとこないな。リフトンのナチス医師分析、ピンカーの芸術批判は読もうと思った。リフトンは翻訳がないようなのでいつかチャレンジしたい。。2022/07/04

由崎悠

1
共感や嫌悪感といった心の機能がどういったものかを考えていく本で、確かに赤ちゃんの実験を多く取り上げているのだが、この興味深いタイトルの「問い」はそもそもこの本で発せられていない。このタイトルをつけた人は本当に最低だと思う。そこそこ良書ではあると思うが、全体的に踏み込みが足りず(特に機能の目的についてはあまり語られていない)、疑問点も多々。2012/07/28

akokame

0
ヒトという種がどのように人間らしくなっていくのかについて、数々の実験を含めわかりやすくまとめられている。2014/06/11

belier

0
赤ちゃんの学ぶ過程を通して人間を知るこころみ。実験結果が目新しい。2013/12/06

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