内容説明
人生でたった一度の甘美な夜が稀代の軍師の人生を狂わせた―信長が認め、秀吉が頼り、三成と家康が恐れた男。その真の素顔に迫る。長編ドラマで描けない、苦渋の戦乱の世を生きた“人間味”あふれる半生。
著者等紹介
高橋直樹[タカハシナオキ]
1960年東京都生まれ。92年に「尼子悲話」で第72回オール讀物新人賞を受賞。94年『闇の松明』で第8回山本周五郎賞候補、95年に「異形の寵児」で第114回直木賞候補に選定。97年『鎌倉繚乱』で中山義秀文学賞受賞。多数の歴史小説をものする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Syo
6
面白い。黒田官兵衛は、学生時代に読み、きっかけにもなった、司馬遼太郎の「播磨灘物語」で見切ったと思っていたけれど…。良かった。2014/01/19
ハッチ
3
★★★★★重厚な歴史小説というような感じではなく、軽いタッチで黒田官兵衛が描かれていて読みやすい。大河ドラマとリンクして良い。2014/05/21
カナコ
3
官兵衛についてまったく知らなかったので、読んでみた。天下人にはなれなかった官兵衛だが、天下の動きに常に関わっていた人物。興味深く、面白く読めた。長政にも興味が湧いた。2014/01/10
USAGI
2
今年のNHK大河ドラマになっている黒田官兵衛を読んでみようと借りてきました。 官兵衛の軍師としての生き様が描かれています。 出会った人物も幾多と出てきますが、特に、雑賀孫一が登場してくると、より興味がわきました。2014/01/08
kiki
2
官兵衛の軍師としての活躍、官兵衛が関わった人物との出会いなどなどがよく説明されています。官兵衛の本では通常は竹中半兵衛が登場しますが、この本では一切登場せず、官兵衛の軍師としての生き様に焦点が当てられています。2014/01/05