出版社内容情報
人間1人1人のかけがえのなさが浮かび上がる、壮大なスケールのユニークな探し絵本。
数える、探す、ひみつを知る、クイズに答える、哲学する。
何とおりも、何度でも楽しめる。
人間の多様性と1人1人の存在のかけがえのなさに遊びながら気づかされます。
内容説明
ひとりひとりにある物語。ひとりひとりにあるひみつ。
著者等紹介
ローシフト,クリスティン[ローシフト,クリスティン] [Roskifte,Kristin]
ノルウェー出身。ロンドンのキングストン大学とケンブリッジ・スクール・オブ・アートでイラストレーションを学ぶ。本作は、イラストレーションがボローニャ国際絵本原画展入選を果たしたほか、ノルウェー国内の数々の賞にノミネートされた。また、世界各国22の言語による翻訳出版が決定している。現在、オスロ郊外にパートナーと3人の子どもと暮らす
ひだにれいこ[ヒダニレイコ]
1980年、富山県生まれ。2003年、デンマーク教育大学児童文学センターに留学(学位未取得)。2005年、大阪外国語大学(現大阪大学)卒業。在学中の2005年に翻訳家デビュー。北欧の児童書などの紹介に注力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
141
現在の世界の人口75億人を題材にした初めて?の絵本を見つけたので、読みました。多様性やダイバーシティを考えさせるカラフルで楽しい絵本です。最初の頁は、徐々に数字が増えていきますが、いきなり1000から75億に一挙に増えるのが不思議です。 https://style.ehonnavi.net/ehon/2019/11/06_287.html2019/12/13
☆よいこ
42
探す絵本。答えはデジタルコンテンツにある。1人から始まり2人3人と順に登場人物が増える。この本75億ページも無いぞ…と思っていたら、30→45→50→60→65→75→85→90→100→135→200→400→1000→7500000000飛ぶね。探すのは途中で飽きました。2020/01/20
seeds
15
家族で楽しめる探し絵本です。 すごく奥深くて、普通に暮らしている人にもそれぞれ色々な背景があって人それぞれの好きなことやものの違い、肌の色や国籍、地球上には色々な人がいるんだということ、互いを尊重する先に平和があるのかもというふうに考えてもらうのが作者の意図なのかな。 一度みただけでは把握できないので、何度もページを行き来してしっかり楽しみました。是非ご家族で読まれて見てください。2020/01/19
noko
6
0から段々と人が増えていくシステムになっていて、〇〇人のうちの何人かは〜と思っていて、〇〇人は_と思っているという構成の絵本です。同じ場所を共有しているけれど、人それぞれ違うことを考えていたりする。それが家の中の家族であっても。11人でサッカーをしているけれど、1人は学校がいやだと思っている。同じ場所にいても、何を考えているかは、見た目ではわからない。だからコッソリ考えていればいいのだ。25人の仮装のページは面白くて、実は紛れているのですよ。千人のページも素敵。一つの目的で集まった人が空を見上げている。2022/11/10
ymmtdisk
5
探し絵だと思って読むとモヤモヤしたまま終わってしまう。でも、「特設ウェブページ」を併せて読み進めると、これは群像劇だということに気づく。特に「15」のページは意味の重さが変わった。いかに見過ごしているものが多いことか……。子供向けではないような気もするけど、面白かった。 ただ、特設ウェブページなしには成立しない面白さだと思う。2021/04/10