出版社内容情報
時とは川のようなもの。同じ川で泳いだとしても、その水はもう前と同じ水ではない。「時間とは何か?」を探る哲学入門書。
クリストフ・ブトン[クリストフブトン]
ジョシェン・ギャルネール[ジョシェン ギャルネール]
伏見 操[フシミミサヲ]
目次
1 はじめに
2 時間ってなんだろう
3 今、何時?
4 未来から現在を通り、過去へ
5 ぼくだけの時間
著者等紹介
ブトン,クリストフ[ブトン,クリストフ] [Bouton,Christophe]
高等師範学校で学び、哲学の博士号をもつ。ボルドー第三大学で哲学を教える。ドイツ哲学の専門家。近代・現代の哲学史と時間について研究し、時間に関する著書も多い
ギャルネール,ジョシェン[ギャルネール,ジョシェン] [Gerner,Jochen]
1970年生まれ。ナンシー美術学校卒。画家、作家。『リベラシオン』『ル・モンド』といった新聞や本の世界で活躍。2008年、2009年と連続して『いちばん美しいフランスの本』賞を受賞している。パリ、ニューヨーク、リールに暮らし、現在はナンシー在住
伏見操[フシミミサオ]
1970年生まれ。英語、フランス語の翻訳をしながら、東京都に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せっちゃん
13
10代哲学さんぽ、図書館本。子供の頃本嫌いでした。これ、大人のわたしが読んでも、時間の事を深く考えられました。時間ってなに?2020/10/29
エディン
10
時間っていつも身近にあるのに、何って問われると、分からない。時間は流れ。今って言った瞬間に、今は今でなくなる。2018/07/26
おさと
4
問いを持つことの重要性。若い時から訓練してたらよかったー2020/10/07
モリー
3
『物理学者エチエンヌ・クラインは、時間を「車輪のついた牢獄」と表現している。』p30 そうです。さらに、『大人の人生は、子供のそれにくらべると、すでに多くのことが決まっている。住む場所、職業、もしかしたらもう築いた家族があるかもしれないし、家を買うために借金をしているかもしれない。そういったことにより、現在と未来の多くの部分がすでに決められてしまっている。』p74 とも。そして、子供たちには、望みのたっぷりつまった未来があると説く。子供達に是非読んでほしい本です。2017/11/25
勝手に読んだYA本つぶやくBOT
2
数年前の君は幼かったし、今はいろんなことに悩みながら生きてるだろうし、数年後はそんなことも忘れ立派な大人になっている。時間は切っても切れない身近な存在だけど、うまく説明できますか?この本では有名な哲学者の言葉も交えながら時間についていろんな角度から考えていきます。2017/06/01