内容説明
ぼくは、ひとつのものがたり。あなたも、ひとつのものがたり。みんなに、それぞれものがたり。ぼくは、ぼくのものがたりを書きます。あなたのものがたりをきかせてください。わたしたちひとりひとりを、かけがえのないものにしているのは、なんでしょう。人種やはだの色?それとも…わたしたちひとりひとりのちがいは、ほんのちょっとしたことかもしれません。あざやかでドラマチックな、わたしたちすべての生への賛歌。
著者等紹介
レスター,ジュリアス[レスター,ジュリアス][Lester,Julius]
1939年生まれ。『奴隷とは』(岩波新書)にてニューベリー賞受賞。アフリカ系アメリカ人作家として多くの作品を発表。マサチューセッツ州アマースト大学教授、市民権活動家、ミュージシャン、ラジオ番組のパーソナリティ、写真家として活動
バーバー,カレン[バーバー,カレン][Barbour,Karen]
カリフォルニア州在住のアメリカ人女性画家。ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ローマ、東京など世界各地で個展を開催
さくまゆみこ[サクマユミコ]
出版社勤務を経て、現在はフリーの編集者・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どあら
18
図書館で借りて読了。日本でも昔は部落差別や村八分ということがありましたね。2019/09/02
ネジとサビ
9
ひと皮剥けば、人種はもちろん男か女かも関係ないなんて、痛快じゃないか。繰り返し読みたい本。2020/09/23
おはなし会 芽ぶっく
8
記入漏れ。人種差別について書かれた本。堅苦しくない表現で読みやすい。2018/12/23
majiro
8
むーむむ。人種問題っていうのは、やっぱり、ラッキーなことに自分自身のことで身につまされてこなかったから、正直、コメントしがたい。でも、とにかく向き合わなければいけないと思う。2014/12/16
さくらもち
7
人はそれぞれさまざまな特徴を持っている。「人種」や「はだの色」を理由に差別されてきたこともあるこの本の作者レスターさんは、その特徴を【ものがたり】という言葉で語り、見た目で人を判断するのではなく、いろいろな面を見て知ろうとしよう、理解しようと呼びかけている。2013/10/01