出版社内容情報
離婚した母親とくらしていた少女が,初めての父親との生活で子どもらしさをとりもどしていく……。四万十川を舞台にした珠玉作。 小学生高学年から
内容説明
悠子は、自分の父親を「享介さん」と呼んだ。娘がどこに住んでいるかも知らないようなひとを呼ぶには、それがふさわしいような気がしたからだ。―四万十川を下るカヌーのしぶき、鳴子の音で盛りあがる踊りの渦。八年ぶりに会い、いっしょに暮らすことになった父と娘が、ひと夏の二人の時間を通じて、少しずつ変わっていく。
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- 和書
- ほしのかえりみち