ノンフィクション・生きるチカラ<br> いのちをつなぐ―セラピードッグをめざす被災地の犬たち

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ノンフィクション・生きるチカラ
いのちをつなぐ―セラピードッグをめざす被災地の犬たち

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784265042999
  • NDC分類 K369
  • Cコード C8395

出版社内容情報

被災地・福島で保護された殺処分直前の犬たちの救出からセラピードッグを目指す日々までの記録。“名犬チロリ”に続け!

震災という自然の猛威に翻弄され、飼い主に捨てられ、放浪するという極限状態の果てに待っていたのは、殺処分というむごい現実だった―被災地・福島の犬たちを殺処分直前に保護され、セラピードッグとしての訓練をつんでいく犬たち。どん底から人に無償の愛情を与える存在となっていく犬たちのたくましい姿から、生きることをあきらめてはいけない、どんな命でも愛してくれるだれかがいる、というメッセージがこめられた本。

【著者紹介】
【大木トオル・著】  ブルースシンガー・国際セラピードッグ協会代表。74年渡米。シンガーとして活躍する一方で、動物愛護家として日米の友好親善につくし、動物介在療法のセラピードッグ育成のパイオニアとして活動。現在、被災地、老人施設などでのセラピードッグの普及のために活動。著書に『名犬チロリ』(岩崎書店)など。

内容説明

2011年3月11日、東日本大震災。かい主と離ればなれになった犬がたくさんいました。ひとりぼっちになり、どんなに心細かったでしょうか。私にできることは、この犬たちを保護し、被災者を勇気づけるセラピードッグとして育て、新たなスタートを切らせてあげることです。―被災・被ばく、放浪、そして殺処分の直前に保護され、セラピードッグをめざす犬たちの物語です。

目次

プロローグ 犬が追いかけてくる
1章 福島の被災犬たち
2章 セラピードッグとして生きる被災犬
3章 十四頭のトレーニング
4章 被災地に里帰り
エピローグ 人はひとりでは生きていけない

著者等紹介

大木トオル[オオキトオル]
音楽家。国際セラピードッグ協会代表、ユナイテッド・セラピー・ジャパンINC代表。弘前学院大学客員教授。社会福祉学者(日米)。東京・日本橋人形町生まれ。1976年渡米、全米音楽界で唯一、日本人ブルースシンガーとして、人種の壁をのりこえ、世界的に活躍する。また、ゼネラルプロデューサーとしても多くのビッグアーティストを育て、日米のブラックミュージックの架け橋として活躍。「ミスターイエローブルース」と称される。一方、動物愛護家としても日米の友好・親善に貢献。捨て犬たちの救助とともにセラピードッグ育成のパイオニアとして、動物介在療法の普及を35年にわたり行っている。障がい者施設、老人施設、病院、教育の現場などで活動し、日米の各施設で成果を出す。セラピードッグ訓練カリキュラムの考案者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

27
図書館本。東日本大震災は人間だけでなく動物たちをも地獄に堕とした。地震と津波で死んだ動物。飼い主を失ったペット。特に福島の場合、原発事故が発生したため住民を避難させるのが先決で、ペットにまでは手が回らなかった。そのため多くのペットが置き去りにされた。この本は、そのうちのワンコたちをトレーニングして被災した人々のためのセラピー犬にしている人々の奮闘の物語。なぜ東電がやらないのか。暇な天下りがたくさんいるではないか。なぜ御用学者や官僚や政治家がやらないのか。国を滅ぼすことに力を注ぐよりワンコを救うほうが大事だ2016/12/17

鴨ミール

24
声をあげない、あげられないものへ手を差しのべない国、日本。動物だけでなく人間だってそう。どこかでその方向を転換しなきゃいけないことはわかっている。でも自分の利益優先の国では、なにも変えられない。意識のある人が個人で活動して弱者を助ける。私は福島の隣の県に住んでるので、震災・原発のことは他人事ではない。本書は単なる美談として終わせるのでなく、お話会などで子どもたちにも伝えて一緒に考えたい問題です。2015/12/18

itica

23
≪児童書≫東日本大震災後、その場に取り残され殺処分されそうになった犬たちを保護し、セラピードッグ(老人や病人などに癒しを与え、心と体を治す手助けをする犬)になるべく訓練を受けさせる著者。栄養失調による骨の変形、足の一部を切断、人に対する怯えなど、保護当時の犬たちの様子や写真に思わず涙が出た。辛くも保護された14匹の犬たちはまるで自分たちの使命を分かっているようだと言う。決意を伝えるようなきりりとした犬たちの表情を見ると、この子たちは立派なセラピードッグになるだろうと確信する。 2014/07/19

18
動画も発見✌。本と一緒に見ると更に👍。https://youtu.be/XlGBZnbt1P02018/01/06

みー

10
図書館本。未曾有のあの東日本大震災の中で生き残った犬のお話。何とか命は助かったものの飼い主とはぐれたり、亡くなってしまったり、人間には沢山の援助の手が差し伸べられる中、ペットは放置されがち。保護された時は、犬は痩せ、眼差しは暗い。心を閉じかけてしまった犬達にもう一度愛情と信頼を与え、生きる喜びを与える。見違えるように凛々しく、瞳もキラキラと輝いている姿を見て、この犬達はきっと、素晴らしいセラピードックとなり、余生を過ごせるだろうと安心した反面、まだまだ沢山の被災ペットがいる現実も忘れてはいけないと思った。2015/10/26

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