出版社内容情報
被災地・福島で保護された殺処分直前の犬たちの救出からセラピードッグを目指す日々までの記録。“名犬チロリ”に続け!
震災という自然の猛威に翻弄され、飼い主に捨てられ、放浪するという極限状態の果てに待っていたのは、殺処分というむごい現実だった―被災地・福島の犬たちを殺処分直前に保護され、セラピードッグとしての訓練をつんでいく犬たち。どん底から人に無償の愛情を与える存在となっていく犬たちのたくましい姿から、生きることをあきらめてはいけない、どんな命でも愛してくれるだれかがいる、というメッセージがこめられた本。
【著者紹介】
【大木トオル・著】 ブルースシンガー・国際セラピードッグ協会代表。74年渡米。シンガーとして活躍する一方で、動物愛護家として日米の友好親善につくし、動物介在療法のセラピードッグ育成のパイオニアとして活動。現在、被災地、老人施設などでのセラピードッグの普及のために活動。著書に『名犬チロリ』(岩崎書店)など。
内容説明
2011年3月11日、東日本大震災。かい主と離ればなれになった犬がたくさんいました。ひとりぼっちになり、どんなに心細かったでしょうか。私にできることは、この犬たちを保護し、被災者を勇気づけるセラピードッグとして育て、新たなスタートを切らせてあげることです。―被災・被ばく、放浪、そして殺処分の直前に保護され、セラピードッグをめざす犬たちの物語です。
目次
プロローグ 犬が追いかけてくる
1章 福島の被災犬たち
2章 セラピードッグとして生きる被災犬
3章 十四頭のトレーニング
4章 被災地に里帰り
エピローグ 人はひとりでは生きていけない
著者等紹介
大木トオル[オオキトオル]
音楽家。国際セラピードッグ協会代表、ユナイテッド・セラピー・ジャパンINC代表。弘前学院大学客員教授。社会福祉学者(日米)。東京・日本橋人形町生まれ。1976年渡米、全米音楽界で唯一、日本人ブルースシンガーとして、人種の壁をのりこえ、世界的に活躍する。また、ゼネラルプロデューサーとしても多くのビッグアーティストを育て、日米のブラックミュージックの架け橋として活躍。「ミスターイエローブルース」と称される。一方、動物愛護家としても日米の友好・親善に貢献。捨て犬たちの救助とともにセラピードッグ育成のパイオニアとして、動物介在療法の普及を35年にわたり行っている。障がい者施設、老人施設、病院、教育の現場などで活動し、日米の各施設で成果を出す。セラピードッグ訓練カリキュラムの考案者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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