出版社内容情報
みんなが集まった田舎から帰るとき、大きいおばあちゃんは必ず「まんだこいへ(またおいで)」と見送る。やがて、亡くなったおばあちゃんは、月のなかからみんなのことを見守るのでした。受け継がれるいのちと愛をしみじみ描いた絵本。 幼児から
内容説明
あなたの住む町はどんなところですか。あなたのおばあちゃんは元気ですか。沢田としきがこころのふるさとを描いた二作目の創作絵本。ゆっくりと読んでください。
著者等紹介
沢田としき[サワダトシキ]
1959年、青森県に生まれる。絵本「アフリカの音」(講談社)共著に「土のふえ」(文・今西祐行/岩崎書店)「つきよのくじら」(文・戸田和代/鈴木出版)「プレゼント」(文・乙武洋匡/中央法規出版)「てではなそう」シリーズ(文・佐藤慶子/パルコ出版)など。さし絵に「いのちのうた」「ゴンドワナの子どもたち」(以上岩崎書店)「マディソン通りの少女たち」シリーズ(ポプラ社)などがある
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感想・レビュー
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たまきら
29
北国の田舎かあ、なんだか憧れます。自分は母の田舎・熱海が大好きでした。バスが高く高く丘をあがっていき、横に沢蟹が棲む流れがある小さな通り。そこでタバコ屋さんをやっていたおばあちゃん。夏休みのあの空気がどっと体に吹き込んで、胸がいっぱいになりました。オタマさんも数十年後にこんな気持ちになるのかな。2019/07/30
うー(また遅れ気味です🙇)
21
〈絵本〉『大きいおばあちゃんはとても小さい。しわだらけで、腰がまがっていて、いつもおじぎしているみたい。ユキの話す言葉はわかるんだけど、ユキは大きいおばあちゃんの言葉がさっぱりわからない』田舎のおばあちゃんってそうだよな。とってもあったかくてお月様のように優しい。。沢田としきさん、彼の本は命を感じる。もっともっとたくさんの作品が読みたかったなぁ。2021/08/27
emi*
12
今朝の、てれび絵本より。田舎の風景が懐かしい。どっしりした画風ですね。大きいおばあちゃんも、おばあちゃんもおじいちゃんも、そっくり。声は、斉藤由貴さん。2013/07/18
おはなし会 芽ぶっく
10
ご当地絵本(青森県)。作者の沢田としきさんのおばあさんの実家がある青森県の袰月(ほろづき)海岸を舞台にしたおはなし。2018/02/16
ヒラP@ehon.gohon
9
【再読】大人のための絵本2023/09/22