出版社内容情報
第49回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」
1・2年生 小学校低学年の部
内容説明
全盲のお母さんの出産と一生懸命な子育てを描き、「いのち」について対話し考える絵本。
著者等紹介
及川和男[オイカワカズオ]
1933年、東京に生まれる。戦争で疎開、岩手に住みつく。県立一関一高卒。日本ペンクラブ、日本児童文学者協会会員。主な作品に『米に生きた男』(筑波書房、農民文化賞)『なんでも相談ひきうけます』(北の児童文学賞)などがある
長野ヒデ子[ナガノヒデコ]
1941年、愛媛県に生まれ、瀬戸内海を見て育つ。有明の海を見て子育てをする。ユニークな作風が多くの人に親しまれ、絵本やさし絵、紙芝居、エッセーなどの創作活動をつづけている。主な絵本に『おかあさんがおかあさんになった日』(サンケイ児童出版文化賞推薦)『せとうちたいこさんデパートいきタイ』(絵本にっぽん賞大賞)などがある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫 綺
65
ふたりとも目の不自由なご夫婦の間に授かったいのち。全盲のお母さんでも、そのいのちのかたちは見えるんだよ。出産の感動が伝わるやさしい絵本。2018/05/20
かおりんご
35
読み聞かせ(59)長い!とにかく長い!子供リクエストだったので、何も調べずに読んだのだけれど、ビックリしました。内容は道徳的?全盲のルミさんが出産して、「いのちは見えるよ」といったことに、お隣のエリちゃんは考えさせられるという話。一年生には難しい「助産婦」「全盲」「陣痛」などの用語が出てくるので、そのたび説明。何かを感じ取ってくれていればいいのだけれど。2016/05/19
あかは
31
ちょっと長めの絵本。盲目の妊婦ルミさんの出産を通していのちを伝えている。いのちが大切とかじゃなくて、いのちとは何か?という根本的な問いかけ。2016/01/12
刹那
20
全盲のおとなりさんの出産に立ち会うことになった小学生の女の子(*^_^*)すごい経験だけれど、自分もこんなに大変な思いをしてお母さんが産んでくれたんだとジーンとしたりと本当にいい経験させてもらったね。それにしても、全盲の出産、育児大変だろうなー(°_°)愛情の大きさは変わらないけどねp(^_^)q♡2015/01/02
みつばちい
14
とっても素敵なお話。目が見えないご近所さんが赤ちゃんを産んだ。出産のお手伝いをしたエリちゃんは可愛い赤ちゃんを見て思わず「赤ちゃん見えたらいいのにね」と言ってしまったら「いのちはみえるよ」と答えてくれた。どういうことかな?お父さんとお母さんに聞いてみたら、、 命の尊さを感じる温かい本。2018/09/06