出版社内容情報
《内容》 人間にとって最も基本的な感覚である体性感覚研究の世界的第一人者である著者のライフワークの結晶。とりわけ本書では手の機能と身体感覚という視点から触覚や認知に関わる問題を取り上げ、大脳の構造的基盤を分かりやすく論ずるとともに、注意や自己意識のほか、その異常や、情動など多様な問題についても言及している。 《目次》 第1章 タッチの感覚 第2章 タッチの生理学 第3章 タッチの大脳表現 第4章 痛み,痒み,温度感覚,内臓感覚の大脳表現 第5章 手の運動と体性感覚 第6章 さわる,さわられる 第7章 認識の基盤としての体性感覚 第8章 体性感覚系の基礎知識
目次
第1章 タッチの感覚
第2章 タッチの生理学
第3章 タッチの大脳表現
第4章 痛み、痒み、温度感覚、内臓感覚の大脳表現
第5章 手の運動と体性感覚
第6章 さわる、さわられる
第7章 認識の基盤としての体性感覚
第8章 体性感覚系の基礎知識
著者等紹介
岩村吉晃[イワムラヨシアキ]
東邦大学教授
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感想・レビュー
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gachin
2
S1には触覚刺激の動く方向特異的に反応する領域・同時に接触する体表面領域に対応する領域がある。これらは生後に構成されていて、数日でも変化する。皮質上では(?)近傍で抑制しあってるので、抹消神経切断・痛みでも急に地図が変わる。結果として成体の脳地図には個体差がある/ S1にムシモルを入れると把握運動が学習前のレベルに戻る。これは視認できない運動特異的な現象?/ S1は感覚野なのに交連繊維が多い/ 頭頂連合野に手の体性感覚&視覚像に反応する部位がある。熊手を使うと数分でこれが熊手の先に移動する2021/11/15