きみがいた時間 ぼくのいく時間―タイムトラベル・ロマンスの奇跡

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784257790556
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

愛こそが、時を超えられる!名作「クロノス・ジョウンターの伝説」を継ぐ最新作。カジシン・ワールドの真髄、時代を超えた感涙短篇。キャラメルボックス成井豊との情熱対談…がそれを証明。

著者等紹介

梶尾真治[カジオシンジ]
1947年、熊本市生まれ。’71年、本書収録の短編「美亜へ贈る真珠」で作家デビュー。その後数多くのSF傑作を発表。’91年、長編「サラマンダー殲滅」で、第12回日本SF大賞を受賞。日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

42
小説4編と対談などを収録。表題作は本書のための書き下ろし中編。これが並大抵ではない! タイムパラドックスにともなう矛盾と破綻を、どうやって解消するか、実に美しく解決してくれました。全体の半分までは「また、このパターンなのか?」程度に思っていたものが、急展開。そして……というわけ。どうしても「マイナス・ゼロ」に似てしまうところを、梶尾流に完成させてくれます。見事。2016/10/07

ga-ko

10
最後の話は理解できなかった。その他はすべて愛する人のために奮闘する物語。時間軸がリアルに説得力があり、できそうな気がしてくる。2015/05/30

horuso

7
第一部は、今は「クロノス・ジョウンターの伝説」に収録されている「きみがいた時間ぼくのいく時間」と、「美亜へ贈る真珠」に収録されている短編3つからなるので、現在ではそちらを読めばいいが、第二部「クロノス・ジョウンターの軌跡」に本書を読む価値がある。成井豊との対談、成井豊によるブックガイド、梶尾真治による「クロノス・ジョウンターの伝説」に関するエッセイ。特に対談にはリチャード・マシスンやジャック・フィニィなどという、ぼくも死ぬほど好きな作家の名前がでてきて、なぜ梶尾真治の書くものに惹かれるのかがよくわかった。2019/05/05

たいたく

7
図書館。タイムトラベルの短編集。きみがいた時間ぼくのいく時間は最初から展開の読める話だったけど39年前に行ってからは面白かった。江里の"時"の時、美亜へ贈る真珠は既読の為読まなかった。時の果の色彩は社長の正体を色々想像しながら読んでた。2015/08/22

7
初作家さん。梶尾真治…ロマンチストだなあ!や、悪くないですが。タイムトラベルモノって、「過去を可変のものと扱う」ものだと思うのですが、この作者さんはどこかで、「永遠のもの」を信じているんだなぁ…と思いました。ロ、ロ、ロ、ロマンティスト!…他の作品も読んでみたいです。2010/05/30

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