内容説明
作家・夢枕獏の原点であり、そのすべての要素が織り込まれた、豊かなる物語「キマイラ」―その真髄がこの一冊に結晶した、待望の外伝。
著者等紹介
夢枕獏［ユメマクラバク］
１９５１年小田原に生まれる。東海大学卒業。’７７年『カエルの死』でデビュー後「キマイラ・吼」「魔獣狩り」「闇狩り師」「陰陽師」シリーズ等人気作品を発表し、今日に至る。’８９年『上弦の月を食べる獅子』で第１０回日本ＳＦ大賞を、’９８年『神々の山嶺（いただき）』で第１１回柴田錬三郎賞を受賞。日本ＳＦ作家クラブ会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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秋乃みかく
5
★★★★☆ 再読。龍王院弘が主人公のキマイラ外伝。本編とはまた違う龍王院弘の一面を見ることができて楽しかった♪2011/08/26
くろねこ
4
キマイラのシリーズになっているみたいですが、本編とは余り関係ない独立した話で、龍王院弘と宇名月典善が出会った頃の話でした。天野喜孝氏のイラストも雰囲気に合っていて良いですね。表紙は弘でしょうか？格闘シーンの描写は相変わらず見事でした。出来れば本編の方の話も進めて頂きたいです。2012/05/26
ちゃこ
3
ｷﾏｲﾗ外伝。龍王院弘と宇奈月典善の出会い。これより後に刊行された『玄象変』を先に読んだので、馬垣勘十郎の初登場はここだったのか〜、と思いながら読んだ。勘十郎の台詞に本編への伏線もあって楽しめた。2013/11/14
kazukitti
3
キマイラの外伝ではあるけど、もう10数年以上手を出してない本編からでなく、最近再読した闇狩り師からの流れで読んだ。ひろしと典膳のイチャイチャ餓狼伝て感じ？w 面白いんだけど、もうあれね、主人公誰だか分からんね。ここのレビューでも言ってる方がいますが表紙の女誰？的な感じかもな。キマイラにしても主人公・大鳳吼のはずが、何やら群像劇化して挙句ライバル？の父ちゃんの回想が延々続いてみたりとかの、面白いんだけど！でも、やっぱり！www キマイラも人間とか強いとか存在がどうたらを語るための物語だったんすかねー。2013/06/25
オルガ
3
龍王院弘が主役の外伝です。本編のほうは過去篇に入ってから混沌としていたので単純な構成で読みやすかったです。闇狩り師シリーズにも出演してたし作者に愛されているんでしょうね2011/05/07
