クリスタルサイレンス

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クリスタルサイレンス

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  • サイズ B6判/ページ数 500p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784257790389
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

時は2071年、火星の北極冠から節足動物に似た高等生物の死骸が大量に発掘された。地球外知性が残した貝塚なのか?縄文時代を専門とする生命考古学者のサヤは単身火星へ飛ぶ。『2001年宇宙の旅』を思わせる導入から、物語は本格SF一直線。『レッド・マーズ』のリアリティと『火星年代記』の詩情。バクスターばりの奇想に、前代未聞のラブロマンスとハードなアクションまで詰め込んで、世界最強の火星SFが誕生した。国産本格SFの頂点を極める十年に一度の傑作。藤崎慎吾がSF新時代の扉を開く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ntahima

18
【積読】火星テラフォーミングという、宇宙&SF好き元少年には堪らない設定。火星の北極冠の分厚い氷の下から発見された三葉虫様の地球外生物の屍骸が「セーガン生物群」と名付けられる場面に、『COSMOS』世代の私としてはニヤリとする。因み著者とは同世代。現在技術の延長線上で、未来を描くタイプのSFは私の好みなのでワクワクしながら読み進める。途中から話は電脳界の比重を増し、舞台が仮想電子世界なのか物理有機世界なのか、登場人物が人間なのか電脳エージェントなのか分からなくなる。本格推理なら反則だがSFなのでセーフ!笑2017/05/05

おだまん

2
かなり好みな作品。火星とかサイバー系とか好きなのかも。最近ヒットしたあれやこれやのネタが思い出されてくすっとしたところも(順序は逆ですが)。登場人物のキャラ一人ひとりがたっていてひきこまれてしまいました。タイトルがあの曲ににかかっているということに途中で気づき、印象がまた少し変わりました。前作にあたるレフト・アローンも機会があれば読んでみたいなぁ。2013/01/19

まつじん

1
SFです、結構ハードなSF。 火星で領土争いしてみたり人工知能(?)なのか人造知能みたいな輩がネットの世界で争ったり恋したりしてます。 火星でのアクションシーンは面白い、で済ましたらいかんのだが面白い。 が人工知能のほうはいまいち”ピン”とこない。 自分で知覚できない世界を想像で描くことの限界が見えます。攻殻機動隊みたいなモンですな。自分自身の存在異議があやふやになっちゃったりします。が、この作品自体はハッピーエンドなのでご心配なく。2008/12/30

ブルーベル

1
大変面白かったです。 縄文文化楽しそう。2010/03/27

inugamix

0
うう…極めて個人的にダメだ…。小説らしきものを書いてた頃にやってたアレとかソレとかが思い出されすぎて平常心で読めない。生硬と定型の狭間に落ち込む…。と思ったらやはりデビュー作か。「ハイドゥナン」もしんどかったんだけどどれ読めばいいかなぁ…。2011/04/04

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