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内容説明
「彼は弟です。その勝負、譲ってください」。貴族の若い墓守りと刃を交えようとしたDに懇願し、吸血鬼と化した弟を自らの手で屠った美貌の女戦士は、名をイリヤと言った。一家が貴族に襲われ、ひとり生き延びたイリヤは、こうして呪われた存在となった兄弟を斃す旅をつづけているのだった。だが、平凡な娘としか見えぬのに卓越したハンターの技倆を持ち、優しさと非情さが混在するイリヤは、大きな謎を秘めているようにDには思えてならなかった。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県に生まれる。青山学院大学卒業。1982年「魔界都市“新宿”」でデビュー後、「吸血鬼ハンター」「魔界都市ブルース」「妖魔戦線」「魔界医師メフィスト」シリーズ等を精力的に執筆。日本推理作家協会会員。SF・ホラー映画愛好家としても有名である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お腹ボン!
6
夏はやっぱり吸血鬼♡という事でDシリーズ再開!なのに、ちまちまと待ち時間にだけ読んだので2か月もかかり、全く頭に入らなかったので、今回主役のイリヤ・・・、よくわかんない!挿絵のイリヤもなんか変でイメージ沸かなかった。Dは相変わらずカッコいんだと思うけどタラ~っと読んだせいか 影 薄! 次‼‼根性入れて読む‼2017/07/28
poefan
3
突然その後どうなったかを知りたくて久しぶりに読んだ。思わせぶりな王道の展開、筋書きは変わっていないことにホッとした。2016/01/13
りんふぁ
2
若い女性戦士イリヤ、旅の途中で置き去りにされていた少年ミーカ、この二人に囲まれたら、Dが優しくしない訳がない!(笑)いつもより、より優しいDだったのではないかしら。2015/02/01
紫暗
2
相変わらずのシリーズですが、今回は水が苦手なはずの貴族の中で水が平気という変わり種が出てきました。吸血鬼というカテゴリーから考えると少し変わった貴族だった気はします。今回一番目立ったのは神祖の話が多かったことでしょうか。Dと共に歩くことになる女性ハンターもこれまでのシリーズに登場したキャラクターとは少し違っていましたし、神祖に少し近づいた感じもよかったです。そろそろ神祖の話、核心に迫ってほしいという気もしました。2011/03/22
りんふぁ
1
D切れで、D補充wやさしい♪ 2015/09/21