ソノラマ文庫<br> キマイラ昇月変―キマイラ・吼〈16〉

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ソノラマ文庫
キマイラ昇月変―キマイラ・吼〈16〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784257769644
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大鳳吼と久鬼魔一の幻獣化を抑える方法はあるのか。玄造の元にある「キマイラの腕」は、明治期の大谷探検隊の一員が日本に持ってきたものだった。それは、切り落とした腕と外法曼陀羅図の由来を記した羊の皮の争奪を巡る戦いののち、もたらされたのであった。そして、その探検隊は、その時すでに、まさに幻獣少年と遭遇していたのだ。真相は徐々に明かされていく。

著者等紹介

夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年小田原に生まれる。東海大学卒業。1977年「カエルの死」でデビュー後、「キマイラ・吼」「魔獣狩り」「闇狩り師」「陰陽師」シリーズ等人気作品を発表し、今日に至る。1989年「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞を’98年「神々の山嶺」で第11回柴田錬三郎賞を受賞。日本SF作家クラブ会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Dai(ダイ)

21
あとがきに「ついに、このシリーズも、二十年目に突入した。」と書かれている。それは2002年のあとがきである。そして、2019年現在もまだ完結していないのである。せめて40年以内に終わらないものか。2019/03/09

文庫フリーク@灯れ松明の火

15
『キマイラ玄象変』読むため再読。手持ちの『幻獣少年キマイラ』初版が1982年。この16巻『昇月変』は2002年発行だから20年経過。『玄象変』までは、なんと28年。我ながら気の長い・・・大幅加筆の完全版で最初から読み直したくなる。半村良さんのSF伝奇ものに格闘技まで加わったような。これは夢枕獏さんしか書けない物語。《外法曼陀羅図》《リグ・ヴェーダ》《チャクラ》《暗器》《大谷探検隊》どれほどの知識・資料を基に、奇想なこの物語は造られているのか。イラストは天野喜孝さん。2010/08/22

秋乃みかく

4
★★★★☆ 再読。この物語いったいどこまで深くなっていくのだろう…。2011/08/20

うりぼう

4
キマイラ、決まらない。2003/01/08

fre634

1
正直この巻に関しては「やっと回想終わった(でも次巻は龍王院弘外伝)という印象が強いんですが、ここまで全巻一気読みして、貘センセーの作風がだんだん変わっていくのが1シリーズで見れて非常に面白かったです。同時に「作家は最初は好きな物が書けず、好きな物が書ける身分になったら今度はしがらみがあったり金を掴んで書く気が無くなってたりするんだなあ」とも思ったり。しかしここから次の展開の巻まで約20年か……。2012/03/28

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