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内容説明
苛烈な戦いを切り抜け、Dとブロージュ伯爵は、七人目の刺客スーラに連れ去られた兄妹を追ってラモアの砦を出た。標的たち、とりわけDを己の領土におびき寄せようとするヴァルキュアの意図とは別に、刺客たちは容赦なく一行に襲いかかる。水妖ルシアンをDが、伝道師クールベをミランダが斃したものの、スーラを背後で操る新たな敵が出現した。キマという名のその刺客は、なぜかDをよく知る者のようであった。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県に生まれる。青山学院大学卒業。1982年「魔界都市〈新宿〉」でデビュー後、〈吸血鬼ハンター〉〈魔界都市ブルース〈妖魔戦線〉〈魔界医師メフィスト〉シリーズ等を精力的に執筆。日本推理作家協会会員。SF・ホラー映画愛好家としても有名である
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
17
今回のヴァルキュアはなかなかにしぶとい!そして、マシュー…。お前ってやつはぁ・・・。Dに対してなんとしても倒すというヴァルキュアのプライドが凄まじい。いよいよ4巻で激突死闘を繰り広げそうな感じ。2016/03/20
お腹ボン!
5
敵のボス”ヴァルキュア”が本格的に出てきた、凄過ぎる。三次元立体イメージ像で”D”を造って”D”を斃す練習、イメージ像なのに受けるダメージは現実、でも貴族は傷を復元できるって、めちゃくちゃな奴だ。刺客の一人 巨人スーラは、人質としてさらった筈のスーと心を通わせ 結局守ってくれてる。ここでも巨人スーラは人間の残酷性から敵側に身を寄せる事になってる。で、突如として出てきたキマ、”?”のままでもやもや。2017/01/12
ブー
2
”D”12作目 4部作の3巻目。折角、砦に着いたにもかかわらず、兄弟がさらわれ、また追跡劇が・・・結局「ヴァルキュア」の領地に入り・・・と、混迷を深めて・・・詰まるところ結局”D”とは何者?という展開。また、キマとの関係?また神祖と「ヴァルキュア」との間に何があったのか?まだまだ謎の残る巻!2010/05/02
なつみかん
1
最近は読んでないんだけれど、いつか完結編が出るなら読みたいね。2009/04/08