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内容説明
その比類なき富と力で“絶対貴族”と呼ばれ、その限りなき凶悪さゆえに“神祖”の手で宇宙空間に放逐されていたヴァルキュアが五千年ぶりに地球に帰還し、己れの追放劇にかかわった三人の貴族と、それに手を貸した人間の子孫への復讐を開始した。Dは、その中のひとりブロージュ伯爵の抹殺を依頼されていたが、ひとまず矛を収め、彼とソムイの村へと向かう。標的となった母子をヴァルキュアの七人の刺客から守るために。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
14
前回は御神祖が自らの手で葬ったはずのギャスケルが敵でしたが、今回は御神祖が宇宙に放逐した「絶対貴族」ヴァルキュアが五千年の時を経て地球へ帰還。ちなみに前回仕留め損ねたギャスケルは序盤でヴァルキュアの配下にいともたやすくやられてしまいます!ええ~とは思いました。もしかして手を組むんじゃ?位に思ってましたもの。かつてヴァルキュアを倒すために人間と貴族が手を組んだという。しかもあのギャスケルもその中にいたという(前巻の話の流れでは全くそんな素振りなかったのに)。Dとどのような死闘を繰り広げるのか楽しみである。2015/11/13
お腹ボン!
6
遥か遠い昔、ほんの五千年前の約束とは言え、貴族が人間を守るって・・・、もぉ!この世界観では絶対あり得ない状況。伯爵は騎士魂みたいなもんを感じるけど、ミランダ婦人、大丈夫なのか?ちょっといい人っぽいけど・・・。またまた強敵揃いで新たな旅の始まり始まり。2016/06/03
*こころ*
2
巻を追うほどに美しさに磨きがかかるD。 子どもたちと戯れる姿に、これまでの硬質さにほんのりとした温かみみたいなものを感じたのが新鮮でした。2021/07/04
シーラ
2
敵はどんどん強くなるけど、Dが反則的に強いから大丈夫w 相変わらず世界観が面白い。2016/04/16
なつみかん
2
まだ続いてるんだねぇ、80年代から読んでたんだ。2009/04/07