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内容説明
円空山で二十年ぶりの再会を果たした吐月を、久鬼玄造は翌日自分の屋敷に招いた。吐月、九十九、そして菊地を前にして、玄造は数十年前に大谷探検隊がひそかに日本に持ち帰ったキマイラの腕を見せた後、それを手にするにいたった経緯を語り始めた。それは、梶井知次郎や馬垣勘九郎との出会いに始まる玄造の青春の回想であり、キマイラの謎を解く鍵を秘めた長い物語であった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tanaka9999
10
1994年発行、朝日ソノラマのソノラマ文庫。これで13巻目のようですが、一体話はどこまで進んでいるのでしょうか。主要自分の過去が次々と語られて、それいよって登場人物同士の関係性も明らかになります。敵対しててもなんとか相手を利用しようとすることが多いのでますます分からなくなります。2024/04/22
秋乃みかく
3
★★★★☆ 再読。いよいよ玄造の長~~~い昔話が始まりました…。この巻はさしずめ久鬼玄造青春編といったところ(^_^)2011/08/10
マスオ
1
再読。持っているのはここまで。2015/04/14
ちゃこ
1
キマイラシリーズ13作目。 久鬼玄造の過去がメインの巻。玄造とキマイラの接点がやっと見え始めました。続き何冊かは過去の話が続きそうです。 【内容メモ】 円空山─九十九、吐月。カルサナク寺の外法曼陀羅図とソーマ。 玄造屋敷─九十九、吐月、玄造、典善、菊地。大谷探索隊が秘かに持ち帰ったキマイラの腕。 35年前─梶井知次郎。少女とその兄・久鬼玄造。中国武道家・馬垣勘九郎と仙道をつかう青年・真壁雲斎。馬垣勘九郎から梶井は書物を、玄造は桐の箱をが預かる。2013/10/16
fre634
1
超不細工な菊池さんが師匠の典善さんにソープに連れて行って貰ったら人間力も実力も超パワーアップした、という北方謙三の人生相談かよ!という巻。とりあえずこの巻の連載初出は1992年で北方先生の人生相談は1986年からなので北方先生の方が先にこのネタ使ったみたいです。どうでもいいですね。2012/03/17