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内容説明
D、3人の戦闘士、そしてライがアニスの村に着いた夜、20年ぶりに貴族の館に灯がともり、伝説の歌が流れ出た。かつて貴族が村人を招き寄せるために作ったという、聴く者の心を捉えて離さぬ魔性の歌が。表題作「D―昏い夜想曲」の他、「D―想秋譜」「D―戦鬼伝」の3作品を収録し、昼と夜二つの世界の狭間を歩むDの孤独な戦いを鮮やかに描く、待望の傑作中編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hroko
1
表題作を含め、3つの短編が収録されています。どの作品も、シリーズの世界観を利用して、細かい説明なしで物語を進めているので、紙幅の割には充実した内容です。各作品のアイデアも独特なものですし、キャラクターもしっかり書かれています。特に、表題作は貴族の特性やDの台詞の多さなど、やや異色でありながら、違和感がない不思議な作品になっていると思います。2013/06/15
kei
0
Dの短編集となる本作。 どんどんDのキャラが崩壊していきますが、感情を滅多に崩さないなんてことはなく、人間社会にも口を出し、普通に良い人感が出てきている。 以降の作品で、当初のキャラを引きずるのか、そろそろ転換するのか…2017/01/22
ブー
0
3短編集。純血種の貴族は出てこないが、相変わらずDは神がかり的に強い。ただ、3短編を通じて人面祖の活躍がほとんどなかったのは残念。個人的には「戦鬼伝」が好い。結局最後は運命に呑み込まれた2人が悲しい。2010/07/17
慧
0
★1/2
yabazo
0
Dの中編集。3つの話に登場するDはこれまでよりも少しだけ「おしゃべり」だと思った。2022/04/30