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内容説明
円空山で傷ましい獣の身を横たえる大鳳を救うには、ソーマと9番目の月のチャクラの解明を急がねばらならなかった。雲斎は巫炎の情報をもとに月のチャクラの活性化を試み、道灌と九十九は紀伊の山中で吐月に、雪蓮について質していた。問いに応えて、吐月はふたりに、20年前のチベットでの体験を語った。狂仏と外法絵と陳岳陵という中国人の名前を持つ日本人にまつわる思い出を―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tanaka9999
11
1991年発行、朝日ソノラマのソノラマ文庫。このシリーズはずっと書いているとおり、どうもなじめない。この作者らしい文体だし、勢いはすごいのだが、内容は入っていない。短編から中編は面白く読めているのだが、長編だと苦手なのかなぁ、、、2023/10/02
秋乃みかく
4
★★★★☆ 再読。玄造に追われていた吼ちゃんの母親が、まだ赤ん坊の吼ちゃんを大鳳夫妻に託すシーンが感動的でした(T_T)2011/08/08
ちゃこ
1
キマイラシリーズ11作目。 円空山・雲斎、月のチャクラの力に触れる。14年前、大鳳秀一郎・小夜子夫妻と大鳳吼の出会い。 高野山、道灌と九十九、吐月に会う。吐月、20年前狂仏を探しチベット・カルサナク寺へ。陳岳陵と名乗る日本人と外法絵。狂仏の名はツォギェル、17年前雪蓮の一族と寺を去る。陳岳陵・陳紅蘭は天山に向かった。 八ヶ岳別荘、麗一と狂仏、亜室由魅、亜室健之。典善vs亜室健之、狂仏ツォギェル。キマイラ化の止まった麗一に再び…。 物語が一気に加速、面白くなってきました。2013/09/30
fre634
1
ここ数巻、話的に特に何も起こらなくても面白いというか、作者がヒマラヤ行く前くらいは「話の動きが面白い普通の(と言うとアレですが)名作家」という感じだったのが、ヒマラヤ行った後くらいから「文章読んでるだけで面白い希有な作家」に突然進化した気がします。2012/03/12
マスオ
0
再読。「どんな生き方をしてもいいのですね」。これが読みたかった。2015/04/13